特定秘密法案について、これだけの国民的な大運動となるとは誰も想像していなかったかもしれない。多くの著名人が反対を表明し、全国各地でデモや集会が打たれ、マスコミ各社も多少の違いはあるにせよ問題点を連日追及し報道した。
当初は与党にすり寄っていた「みんな」や「維新」も、世論への配慮から反対姿勢(のポーズ)をとらざるを得ないという状況を生んだし、民主も戦闘態勢へ入っていったように思う。そして、近年には無かったような力強い野党の結束が勝ち取られた。
6日、衆議院では会期延長が決まり内閣不信任決議案も否決され、深夜、いよいよ参院本会議での審議となった。本来なら、野党の論陣の先頭にたつべき民主党が、自ら議場を退席=討論を辞退(結果的にか、予定どおりか不明だが)するということになった。
参院本会議での討論は、自民が賛成討論、共産が反対討論、この2党だけであった。
なんという体たらくであろうか。
与野党激突で最終局面をむかえた参院本会議を、討論や採決で退席や棄権で臨むという民主党ほか「野党」の態度に、多くの国民は期待を裏切られた思いではなかっただろうか。
加えて、この歴史的な討論の中継を一切行わないというNHKは、報道者としてまさに万死に値するといっても過言ではない。
これだけをみるとまったくガッカリくるような状況であるが、
この仁比聡平議院の力強い反対討論に、希望の光を見いだした。
共産党がお好きでない方も多いだろうが、ぜひ観てほしい。
NHKがどうしても中継したくなかった理由を、この演説がもっともよく説明してくれているからだ。
(20131207FBをコピペ)
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