∞ヘロン「水野氏ルーツ採訪記」

  ―― 水野氏史研究ノート ――

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B-1 >浄栄寺

2005-06-24 15:42:45 | B-1 >水野太郎左衛門系







浄栄寺
岐阜県羽島市竹鼻町2959  Visit :2005-06-18 11:30               

  元和八年(1622) 第四代水野太郎左衛門則重作 東照宮時鐘
羽島市有形文化財指定 No.11 (昭和30年12月6日指定)
 
羽島市教育委員会の資料に寄れば――
 
◎梵鐘 鋳銅  製造年不明
鐘銅 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高   118.5cm
釣(龍頭)・・・・・・・・・・・・・・・・高    35.0cm
駒の爪・・・・・・・・・・・・・・・・・・外径  87.0cm
駒の爪・・・・・・・・・・・・・・・・・・内径   67.0cm
         竹鼻町 浄栄寺蔵

とある。引き続き、梵鐘の由来について詳しく書かれているが、ワープロでは使用できない文字が多く含まれていることから、やむを得ずその部分をJPGの画像として掲載した。
(梵鐘各部分名については、当ブログ「M>梵鐘名所」の記事をご参照下さい)
http://blog.goo.ne.jp/heron_goo/e/f20493f6cf3772ed34078368b0f18b4c


 その画像にある文の一部注釈を下記に示す。

 本梵鐘は一般的な様式で、舞部の饅頭形(*1)が高く作られ、釣部(*2)が鬼神面を二面表を外に鼎立させて、髪の上部を繋ぐように宝玉が埋め込まれた形である。せん(繊-糸)刻手法で鐘銘があり、この梵鐘の由来を物語る銘文は駢儷体(*3)の美文で綴られている。

[注]
*1=舞部の饅頭形=乳の間の乳
*2=釣部=龍頭
*3=駢儷体(四六駢儷体)=「駢儷(べんれい)」は馬を二頭立てで走らせる意で、対句  構成の文を形容したもの。漢文の文体。四字と六字からなる対句を多用する華麗な文体。

☆旅硯青鷺日記
 当山に採訪した日が土曜日であり、市役所の業務がお休みであったことから、休日窓口の方に言伝を依頼したところ、早速羽島市教育委員会様から資料を郵送いただきました。このように各地の皆様のご協力を頂いて、このブログが成り立って居ります。この他にも、メールなどでアドバイスや的確なご指摘を頂いており、その都度修正しております。ご親切な皆様に改めて感謝いたします。

水野太郎左衛門家系図
http://blog.goo.ne.jp/heron_goo/e/42f77dfdd91dfcd69ef3357f3d0bfd06


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