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傾聴ボランティア(7)仏教の小乗と大乗に関連して

2015-02-17 15:41:09 | 傾聴
 傾聴の目的の一つは、相手が話すことによって考えの整理が付いて自分なりの判断や納得に至ることができれば、そのお手伝いをすることにある。傾聴者に解決策を求めてはいない。
 別次元ではあるが、佐々木閑著『日々是修行』に、「小乗とは、この世を神秘なき法則の世界と見て、その中で自己救済を目指す道であり、大乗とは、その法則性を超えた神秘作用を信じ、そこに救いを求めていく世界である。神秘性に頼って生きることが難しい現代では、小乗が利己的で偏狭な教えということはなく、人生の貴重な道しるべである」とある。
 超単純比較だが、傾聴の「話すことで自分の気持ちを整理」の様子は、小乗の「(修行などによって)自己救済を目指す道」に似ているような気がする。

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