気になる雑草の、人による感じ方の違い

　暑くなると地方は緑に包まれる。かつては農家が多く、畑や家の周りの雑草取りに腐心する人が多かった。
　しかし最近は農家が減り、代々の田んぼの作付けを専門業者に一式委託する家が増えた。一式委託した家では、稲作の方法も分からなくなるのではないかと心配になる。

　一式委託すると田んぼの除草のみならず、稲作りに悪影響がある、周囲の畦や道路の雑草管理も業者が担当する。業者にとって草刈り機での除草は手間が掛かるので、勢い除草剤を噴霧し、緑色は黄土色となり見栄え・景観が悪い。

　家の周りや畑は、個人で黒いシートで覆ったり、草取りをする。しかしこれも人によっては、除草剤を撒いてしまう。あるいは草丈高く放置する。
　草は気になるが面倒と思う人は、庭の植木までも抜いて一面のアスファルトやコンクリートにしてしまうにはびっくりした。緑や花が無くなってクルマが鎮座している。