湯守の当番と維持

　当地区には共同浴場があって温泉組合を作り、維持管理をしている。今年、一年毎の持ち回りの湯守当番が来た。「湯守」という言葉は広辞苑にも無いが、組合の仕事は浴場の維持管理から組合費の徴収までの事業的経営なので、素人の集まりでは現状維持が精一杯である。

　種々の維持業務のうち直近の事件は、ネジで締めてあるはずの、トイレの給水管の継ぎ手が外れた。もう一度嵌めることができたので取りあえずは良しとしたが、図面が無いので元通りに直しようが無い。必要があれば業者に依頼することも必要になる。

　新築当時は図面があったと思うが、今は何も引き継がれていない。今までの管理当番も、自分で調べるなどして維持に努力していたようである。経験から、「図面が無ければ管理できない」と知っていると、勝手に設備はいじれない。
家庭用電気品の維持管理と似た所があるが、家電では取り扱い説明書の要所には図面が掲載されている。