気になること

視点を変えて、近頃気になること

町内の他人より、広域の知人

2020-12-05 18:27:31 | 地域ボランティア
 昔1軒の家があった隣地に、数年前、不動産屋が今風の家を4軒建てた。狭い道路をはさんで我が家に面する2軒とは、モノのやり取りもあってどんな家庭かもおよそ分かる。しかしその向こうの影になっている2軒にはどんな人が住んでいるのかさえ知らない。

 昨今は、高齢者の居場所を作って人と話す機会を持つ事によりフレイルを防いだり、支えあい活動の広がりが推奨されている。国が進める地域包括ケアシステムにも、地域活動推進コーディネーターを中心に地域での共助が求められている。しかし「共助のためにグループを作って、さあ支えあいましょう」といってもなかなか始まらない。

 先日、親しくしていた友人が亡くなった。やや遠方で一人暮らしの彼に野菜などを届けていたが、知り合ったのは地域のサロンなどではなく、広域の、ある活動グループであった。

 近所の知り合いもできにくい昨今、多少遠方でもグループで知り合った人なら支えあうことにてらいが無い。「支えあい」を目的に町内でグループを作るのは簡単でないので、趣味や運動の同好者グループを通して知り合った人の支え合いから始めるのがよい。
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