キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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世のため人のため

2006年10月19日 | 雑感
91歳の人生論――「本分」を極める生き方とは?

この本を読んですごく考えさせられた。

日野原先生も瀬島氏も、世のため人のためになることをしたいと仰っている。
「雪とパイナップル」の鎌田先生も、大火傷から奇跡の生還を果たした韓国人女性イ・チソンさんも、世のため人のためになることをしたいとその著作に書いてたなあ。

大哲人・中村天風師はもう一歩進んで「人としてこの世に生まれてきたからには、世のため人のためになるように生きなければ駄目だ」とまで仰っている。

私なんて100%自分のことしか考えてないもんな。

瀬島氏がシベリアで捕虜として苦しい日々を送っていたとき、助けてくれた二人のロシア人女性の話には涙が零れた。
長くなるから今回は割愛するけど、クリスチャンの無償の愛というものに心底感動した。

そうだ。映画「ホテル・ルワンダ」に出てきた、ニック・ノルティ演ずる国連軍の大佐とか、ヘレン・ハントが演じた国際赤十字のスタッフみたいに、自分の身を呈してまで人を助けたいって人がこの世の中にはいるんだよな。

戦争とか民族紛争とか飢餓とか疫病みたいな、ぐらぐら煮えたぎってる地獄の釜に善意という水を柄杓で1、2杯かけたって、事態は何も変わらないかもしれない。
それでもそうせずにはいられないって人達が・・・。

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