キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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甘い物好きのエラリー・クイーン

2007年01月04日 | 雑感
「デスノート」を読んで、ドストエフスキー以外にもう一人強く想起させられる作家がいる。
エラリー・クイーンだ。

Lの丁寧に丁寧に論証を積み重ねていく姿勢、「AでありBでありCであるから、その答えは必然的にDでしかあり得ない」・・・というような、畳み込むような怒涛の推理展開は、すごくエラリー・クイーン(作家じゃなくて探偵の方)に似ている。

本当は「死神」とか「デスノート」なんていう超自然的ファクターが入ったら、推理は成り立たないはずなんだけど、そこはほれ、デスノートはすごくルールが厳格なので(笑)、いったんLがデスノートの存在に気付くや否や、すべて綺麗に論理付けることが出来るんだよね。