難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の生活のQOLの変化

2007年11月01日 17時56分30秒 | 人工内耳
071031_1533~001.jpg人工内耳をするのは聴力改善のためだが、これにによって心身状態やコミュニケーションに対する意欲、人間関係等種々が変わってくる。
この変化を客観的なものとして把握し、多くの被術者のデータを蓄積することが今後の治療でも医療施策、福祉施策形成の上でも重要になる。

医師と相談して、健康に関するQOLを調査する表があるのでこれを記入するこ
とになった。
一つはHHIA(Hearing Handicap Inventory for Adults) という、聴覚障害
に関する調査表だ。
『佐藤美奈子、小川郁、斎藤秀行、山下大介、弓削勇、増田正次、岡本康秀、栗田昭宏. 突発性難聴治療後患者に対するアンケート調査HHIA(hearing handicap inventory)による両側性感音難聴症例との比較. 日耳鼻,108(12): 1158-1164, 2005.』
『佐藤美奈子、突発性難聴とQOL. MB ENT 54 : 7-12, 2005 』
(慶応大学病院耳鼻咽喉科のWEBより)などの研究が行なわれている。

もう一つは、健康に関する調査として長く行なわれてきたので、回答者の健康状態が国民とどのくらい離れているか標準偏差で示されると言う。ただ、高度難聴者のデータが少ないとのことだ。
http://www.sf-36.jp/What.htm

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聞こえに関する生活実態調査は全難聴でも実施したことがあるが、広範囲にわたって実施したことはない。対象者は協会会員と補聴器店を通じた顧客など関係者に限られた。


医療側は患者に対して協力を求めにくいという。
自覚的な難聴者はこうした調査に協力する必要があるだろう。


日本耳鼻咽喉科学会などが佐倉市などを対象に難聴者のフィールド調査したことがある。これはまた調べて報告したい。


ラビット 記






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