難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者支援に手話とろう文化が重要という考え

2008年02月28日 12時59分06秒 | エンパワメント
080226_2226~001.jpgハワイの風さんから、2ヶ月ぶりのメールが来た。

難聴者にとって、リアルタイムのコミュニケーション方法として手話は有効なものだ。

読話や人工内耳の聞き取りにとても有効であることは経験的に知っているが、新生児の聴覚スクリーニングによって、乳幼児の人工内耳適応が増えていることは知っていたが、手話とろう文化の衰退につながっては難聴者も困るというのは意外だった。


ラビット 記
久しぶりに見た浜崎あゆみさん

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手話と聾文化が廃れていくことには私も危惧を感じます。
聾と難聴の問題は焦点とサポートの仕方は違うとはいえ、互いにともに進化していかねばなりません。難著者支援に、トータルコミュニケーションという意味からも、手話と聾文化が生き残っていってくれないと困るのです。

アメリカでも、早期発見/介入と人工内耳などの発達で、純粋な意味での聾者は減りつつありますが、手話文化の発展には目を見張るものがあります。今やどの大学、短期大学でもたいていは手話が、選択外国語の一つとして、スペイン語や日本語、ハワイ語など(ハワイ州)と平等に扱われています。

日本でのトータルコミュニケーションの普及の現状はまだ厳しいでしょうか。カリフォルニアでは言葉がまだ出ない赤ちゃんにも手話を先に学ばせることでその後の音声言語の発達にもよい影響がある、という学説が普及しており、赤ちゃんと親のための手話教室までありました。

私もハワイ島の赤ちゃんをつかまえては、ミルク、チーズ、ジュース、もっと、などの手話単語を教えています(これがまた人気です)。






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