難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

なんかねえ。聞こえる人と難聴者は違うのかねえ。

2011年01月13日 22時26分05秒 | 難聴一般
朝一緒に作業していた上司が一言言えと言う。
梱包作業を箱の組み立て、荷のセット、封緘、宅配ラベル貼り付けと流れ作業でしていた時に、宅配ラベルのシールを貼がして渡した時、黙って渡すのではなく一言言ってから渡せと言うのだ。

こちらは、貼りやすいようにシールを貼がして「あげた」つもりだが、何か話して返事が聞き取れないとおろおろするのでつい無口で作業する。

聞こえる人は話したり聞くことに何も問題がないので、こっちからやろうとかオレはこれをやるからそっちをやってとか話し合う。
聞こえればこの言葉のコミュニケーションが当たり前で、相手が難聴者の時、この言葉のやりとりがないと違和感を感じるのだろう。

今日は人工内耳で初めて聞こえた音がたくさんあったのに言葉のやりとりは自信がない。
・自動車のETCカードを反対方向に入れたらピピピと音がした。
・会社の電子レンジの運転音がしていないのが分かった。
レンジでなくスチームオーブンになっていた。
・プリンターのリボンが絡まったエラー音が聞こえた。
・電車内からPHSでホテルの予約が出来た。

確かに一言言えばいいのだがそれが言えなくて隣にいるのにメールしたりする。あれこれ逡巡してメールするとメールで話したかのような錯覚に陥ってしまうので要注意だ。

出張先から報告をメールで携帯とPCに同報するとこういうのはPCに送れと言うし、いや送ってあると言えば、これはどういうことだと詰問する。
一言出張ご苦労さんとか報告ありがとうとか言ってくれれば、モチベーションもあがるのに。

夕方、もらいもののきんつばをあげても何も言わない。
照れてるんかなあ。なんかなあ。


ラビット 記

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