難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

台風9号が接近、デジタル放送に手話放送がない理由

2007年09月06日 20時26分36秒 | 生活
070906_1205~001.jpg070901_0832~001.jpg台風9号が接近している。
早い段階から、接近の情報が提供されている。
テレビでは、

インターネットのWebでは、台風の進路予想から道路、鉄道状況も詳しく分かる。
インターネットは比較的広範囲の情報は公的に提供されるが、地域の局地的な情報は個人かグループの誰かが積極的に提供しなければ得られない。

中央自動車道路は閉鎖され、勝沼で通行止めだ

テレビとインターネットの両方で情報が得られると良いがそれはデジタル放送テレビがそれを可能にする。

聴覚障害者は字幕放送と手話放送の両方が必要だ。
しかし、日本のデジタル放送は現在の技術ではオンデマンドの手話放送は出来ないことがわかっている。
昨年の放送バリアフリーシンポジウムでも、総務省の「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会」の報告書にも、手話放送は技術的な課題があることが記されている。

つまり、あるチャンネルで標準画面を見ている時に手話通訳を映すもうひとつの画面を表示することが出来ないのだ。

デジタル放送を2チャンネルを使うか、インターネットやCS通信、携帯、有線など別のチャンネルを使わなければならない。


このままデジタル放送に切り変わるのを待っているわけにはいかない。

放送通信法、著作権法、その他の関連法規を改正しないと聴覚障害者はデジタル放送から落ちこぼれたままだ。

ラビット 記



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