難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

地上デジタル放送移行とデジタル・デバイド

2008年04月20日 15時06分48秒 | 放送・通信
080419_1901~001.jpg080419_1921~002.jpgテレビの生放送の字幕放送の字幕はニュースやバラエティなどのテロップと重なることが多い。

NHKのニュースは下の2行に位置が固定されているので、どうしてもテロップが重なる。最上部は臨時ニュースや地震情報などが表示されるので下にしてある。

この字幕が画面の外に表示されれば、字幕は重ならない。
地上デジタル放送に移行すれば可能になると言われているが、放送事業者やテレビメーカーにこのニーズが認識されているかは分からない。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/7040157.html


2003年に地上デジタル放送が開始されて5年。完全移行まであと2年。ほぼ2年しかない。今朝の新聞に、地デジ移行は一斉移行すると報じられていた。全国一斉に変更すると対応に混乱が予想されるとのことだ。

視聴覚障害者向けの補完放送として機能している「目で聴くテレビ」もデジタル化で機能しなくなる。
このことはすでに、2月29日の情報通信審議会情報通信政策部会「地上デジタル放送移行に関する検討会」で全日本ろうあ連盟西滝理事らが報告している。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/7054448.html

デジタル放送移行で新たなデジタル・デバイドの出現は洒落にもならない。

政府の積極的対応が求められる。


ラビット 記  



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