難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人の尊厳を守るのが障害者の運動

2011年03月02日 18時51分50秒 | 難聴一般
「障害者」の願いの根っこ。

一人ひとりなぜ闘いに立ち上がるのか。
人としての尊厳を守りたい。

生活に苦しむ高齢者、労働者、女性など連帯できる基盤がある。


ラビット 記

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こんにちは! TOMO市トモです!

 今週のメルマガは、
 きょうされんの「根っこ」の話です!
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■市民に理解と共感を呼びかける
 第34次国会請願署名・募金運動キャンペーン
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 1977年、共同作業所全国連絡会(きょうされんの旧称)
 は産声を上げました。

 当時、一部の自治体にしか作業所の補助金が無い中で
 16カ所の共同作業所が「交流したい」「まとまって運動したい」
 という強い思いで集まったのでした。

 以来34年間、私たちは毎年、
 国会請願キャンペーンに取り組んでいます。

 その請願項目には、
 かつては「共同作業所の補助金制度の確立」などを掲げ
 最近では「応益負担の仕組みはおかしい」
 「権利条約の水準に沿った制度を!」などを掲げています。

 請願署名に取り組むのは、
 掲げている項目を国会で議論してもらい
 制度・政策として実現してもらうためですが、
 決してそれだけではありません。

 私たちの思いや障害のある人の実態を
 広く市民に知ってもらい、
 理解してもらい、共感してもらうというのも
 大きな意義があることです。


 障害のある人は施設の中だけで生きるわけではありません。
 いくら施設の中で生き生きと
 働いたり過ごしたりしたとしても
 自宅やグループホームのある地域の中で、
 差別や偏見の目で見られれば
 決して豊かな暮らしとは言えません。

 だから、私たちは運動します。
 それは「あなたたちはおかしい」と頭ごなしに批難することでも
 「障害のある人にこう接するべき」と押しつけて
 啓蒙することでもありません。

 「誰もが暮らしやすい街をつくりませんか」と語ること、
 「何か生きづらさを抱えていませんか」と耳を傾けることです。
 それが、私たちの考える運動であり、
 私たちの「根っこ」にあるものです。


 34年前に比べて少しずつ暮らしやすくなった部分もあります。
 駅にエレベーターがあるのはほぼ常識になりましたし
 点字ブロックや音の出る改札など、形の上ではずいぶんバリアは減ったかもしれません。

 それでも、まだまだ障害のある人の問題は少数意見であり、新たに「自己責任」を求める流れ、 「福祉では無くサービス」という流れも私たちの前に立ちはだかっています。

 だから、私たちは今年も国会請願キャンペーンに取り組みます。
 一人の署名は微力かもしれません。
 でも、一筆から始まります。

 どうかご協力をよろしくお願いいたします。

○きょうされん第34次国会請願署名・募金キャンペーンは
きょうされんのホームページe-TOMOをご覧ください。
  ⇒ http://www.kyosaren.or.jp/34petition
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