難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳と要約筆記とハリーポッター

2009年07月19日 12時44分20秒 | 要約筆記
090718-133852.jpg久しぶりに映画館に行った。ハリーポッターの最新版。

補聴器と人工内耳を付けて見る。人工内耳はアドロとASC。

How are you?(元気か?)とかいくつかの英語が耳に飛び込んできた。いずれも耳にしたり、発したことのある言葉だ。
言葉は、脳にその記憶がないと認識できない。
ダンブルドア校長の記憶が改竄されていた部分は、闇の魔法の名前だったが、(改竄のため)言葉になっていなかったので字幕にもなっておらず、聞き取れなかった。

しかし、聞こえるというのはその言葉が頭の中にすっと入ってくるのだ。これは人工内耳をして初めて体験した。
聞こえる人は、言葉がストレスなく脳の中に入ってくるので、聞きながら考えることが出来る。何でストレスなく頭にはいるのか、生まれたときから言葉を聞いて覚えるからだ。
しかし、聞こえた言葉をそのまま文字にしてもストレスなく頭にはいらない。文字による言葉は、かな漢字の読み、書き言葉の文法などを後天的に学習しなければならないからだ。

文字による情報保障は、その場の通訳と文字による読解的理解とを機能的に違うことを理解しなければならない。
裁判員制度の情報保障は両方必要になる。


ラビット 記




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