難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ニューヨークのホテルの聴覚障害者用設備 

2006年08月23日 08時39分22秒 | PHSから
060817_0237~001.jpg060819_2144~001.jpgビークマンタワーホテルは「聴覚障害者用煙探知機を設置してあります」という掲示板をフロントに掲げていた。今年1月にはなかったものだ。これはADAの規定と関係があるだろうか。
私たちは事前にバイブレーター付き目覚まし時計や文字電話も頼んであった。電話が鳴ると電気スタンドが点滅するアダプターはあったがドアノッカーはなかった。お湯が沸いても知らせるものはない、テレビに字幕はついているが古いアナログテレビで画像も字幕も鮮明ではない。

街に出れば店の入り口の段差はみなスロープがついていた。しかし、日本のように信号にチャイムはないし、黄色の点字ブロックもない。エンパイアステートビルの82階の展望台にはスロープがあった。しかし、エレベーターに文字表示はない。

国連の会議に、文字通訳はないし、難聴者用のネックループは用意されることになったはずだがない。自分で持参しなければアウトだった。
聴覚障害者のコミュニケーションの障害については出席している政府関係者も多くは知らないのだろう。自国の難聴者組織が政府や社会にどれだけ働きかけているかが見えるし、難聴に対する理解の困難さ、組織の困難さも見えた。

ラビット 記



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