難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

著作権セミナー(2008年11月26日)報告書 DINFへの掲載のお知らせ

2009年09月20日 09時09分41秒 | PHSから
090916-082857彼岸花.jpg日本障害者リハビリテーション協会が昨年11月26日に開催した「著作権セミナー」の報告書をDINFに掲載した。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/081126seminar/index.html

聴覚障害者の著作権問題は、著作権法の改正に、障害者放送協議会著作権委員会が大きな役割を果たした。

国連の障害者権利条約の政府署名も受けて、幅広い改正が行われた。
聴覚障害者関係では、著作権法第37条と同第2項が改正された。
(1)法の対象とする聴覚障害者を、聴覚により著作物の利用な困難な人として、身体障害者福祉法の聴覚障害者より幅広く対象にした。

(2)字幕制作事業者を社会福祉法人やNPO法人に限らず、公共図書館も含めて幅広く設定している。

(3)聴覚障害者の利用に適した方法として、音声の文字化以外に、手話も付加出来るようになった。

(4)これまで放送された音声のリアルタイムの字幕制作だけでなく、DVDなどの著作物の字幕制作も許諾が不要となる。

(5)著作物の字幕データ、手話データをインターネットで聴覚障害者に配信することが認められた。

しかし、問題もある。
(1)字幕も手話も元の映像著作物と一緒にインターネットで配信することが認められていないこと。

(2)字幕制作事業者に著作物の補償金が求められること。
などだ。

全難聴など聴覚障害者関係団体は、文化庁著作権課と協議をしている。


ラビット 記




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