難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

謹賀新年 2013年元旦 (2)

2013年01月02日 21時53分46秒 | 健康と食事
聴覚障害者の制度改革の運動は、聴覚障害者制度改革推進本部とその障害者政策委員会の舞台とそれを支えた(あるいは連携した)聴覚障害者制度改革推進中央本部が中心に進められている。
難聴者とろう者組織が一つの運動体に加わって活動していることは聴覚障害者全体にとっても大きな意味がある。

全難聴が推進中央本部とともに活動していることは、難聴者や要約筆記問題の全日本聾唖連盟や日本手話通訳問題研究会の理解を得る場であるだけでなく、目に見えない支援も受けている。

昨年末から、聴覚障害者当事者団体3団体に加え、日本盲人会連合会と今後の運動について協議する「勉強会」が開かれている。この視聴覚障害者団体が一堂に会して話し合うのは初めてである。
障害者政策委員会の政策委員が各団体から入っており、この連携の場が出来ることは情報・コミュニケーションの要求に法制化にも大きな意味がある。

こうしたことが、政権交代したが聴覚障害者側も新たな前進基地を築いている。

ラビット 記

京王電鉄運行情報メール021321

2013年01月02日 14時08分16秒 | 日記(つぶやき)
2013年01月02日13時29分17秒
京王電鉄運行情報に関するお知らせです。
【京王新線 遅れています】13時11分頃、都営新宿線本八幡駅構内で人身事故の為、都営新宿線は全線で運転を見合せています。京王線からの直通列車は新線新宿駅にて折返し運転を行っています。京王線・井の頭線全線で振替輸送を実施中です。

今後の情報は、以下のURLを参照ください。
http://www.keio.co.jp/j/
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謹賀新年 2013年元旦 (1)

2013年01月02日 00時05分31秒 | 障がい者制度改革
明けましておめでとうございます。

今年は、障害者全体にとっても、難聴者・中途失聴者にとっても、大きな意味のある年になるでしょう。

障害者制度改革はどういう段階にあるか。障害者は何に依拠するのか。
障害者政策委員会が新障害者基本計画に対する意見を出した。
すでに、障害者差別禁止法の部会意見も出されている。障害者総合福祉部会の骨格提言も出されている。。
これらは、障害者権利条約の批准を目指して、障害者側の様々な意見の違いを乗り越えて、政策的一致を見いだしているということが大きな橋頭堡になる。

「障害者制度改革の推進の基本的な方向について」は閣議決定となっている。また、障害者自立支援法違憲訴訟団と国との基本合意は、立法府による行政府と訴訟団との調停であり、法的な意味を持つ。これは政権が変わろうとも意味は変えようがない。閣議決定も新政府がよほどの政策方向を変えない限り、拘束される。

障害者政策委員会は、障害者基本計画の推進状況について、調査審議できる。内閣総理大臣、関係大臣に意見を述べることが出来る。内閣総理大臣に対して、あるいは内閣総理大臣を通じて各大臣に勧告することが出来る。内閣総理大臣と関係大臣は勧告に基づいて講じた施策について報告しなければならない。
つまり障害者の多数を占める政府機関が内閣に調査権と勧告権を持つ。これは今までの政治にも障害者施策にもなかったことだ。

新政権は民意を反映していないことが打ち出す新政策が国民との摩擦を生むという矛盾をはらんでいる。障害者施策も予算面で制約されるだろうが政策的には基本的な方向は変えられない。
障害者にとっても今夏の参院選の政治的な意味は大きい。
(続く)

ラビット 記