難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

松竹・歌舞伎座は磁気ループを設置して下さい。

2012年06月12日 05時02分32秒 | 障害年金問題
松竹・歌舞伎座は現在改築中だが、東京都中途失聴・難聴者協会は観劇用に磁気ループを設置するよう要望書を提出し、幾度と交渉してきた。
しかし、先日の松竹側の回答は航空機の座席のように前の関の裏にモニターを設置して、文字が表示される装置を付けるということだ。
観客の大多数は高齢者で難聴者が多いのではないか。

高齢難聴者は多くは低下した聞こえを音量を大きくして補おうとする。
テレビで字幕放送があっても、映像にかぶさった字幕を読みとるのは難しいのだ。高齢者は自動車の運転免許更新の際の動体視力検査は能力が低下していることが知られている。つまり背景が始終動いていたりパッパッと変わる字幕を読み切れないのだ。
我が家の84歳の義母もプロ野球と大相撲以外はテレビは聞こえないので新聞を読んでいる。

松竹・歌舞伎座はこうした高齢難聴者の聞こえの特徴を理解して、補聴器を使う難聴者や高齢難聴者のために磁気ループを設置して、受信機の貸し出しを行うべきだ。
聞こえのバリアフリーに配慮した歌舞伎座のオープンを願う。

ラビット 記
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歌舞伎鑑賞教室 - 東京都中途失聴・難聴者協会
特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会様.
平成 24 年 5 月.
国立劇場の歌舞伎鑑賞教室は、初心者の方に日本の伝統芸能に親しんでいただくことを目的に企画された公演で、各教育機関のご支援のもと、平成22年度には累計入場者数が 500 ...
http://www.tonancyo.org/chirasi/120624kabuki.pdf