難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

違憲訴訟団東京集会の報告(動画、字幕・手話なし)

2012年05月17日 07時14分17秒 | 障がい者制度改革
◆1◆ 全国一斉集会に2000名! 東京集会に600名!
基本合意守れ!骨格提言尊重せよ!私たちはまけない!

5月16日(水)「国は基本合意・骨格提言を無視するな!全国一斉集会」が提起され、東京集会に600名、大阪集会に250名、広島集会に170名が参加。
10日兵庫集会800名、13日愛知集会150名、15日岡山集会100名とあわせると2070名が結集しました。

16日午前は国会前で13日目となった路上集会が300名の参加で行われました。
のべ3000名をこえる人びとが駆けつけ、雨の日も風の日も日差しがきつく暑い日も、それぞれの体験と言葉で、総合支援法は断じて認められないこと、国会での徹底審議を求めました。

今日の動きを速報します(詳細報告はweb含め後日)

○写真ドキュメント 2012.5.16 TOKYO
https://picasaweb.google.com/109946892644834996323/20120516?authuser=0&authkey=Gv1sRgCO2X

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◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.5.16 第238号(通巻346)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
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◆2◆ 東京(参議院議員会館講堂+2会議室)集会に600名集う
勇気わいたパネルディスカッション

机をたたみ椅子席だけにした参議院議員会館最大の講堂も開始前には参加者であふれ、第2、第3会場の会議室もいっぱいに。
以下動画ばかりで恐縮ですが、第一部(約1時間)をご覧ください。
現在の情勢と課題がずばり!わかります。

第二部のパネルディスカッションからは大きな勇気をもらいました。
涙がわいてくるような理不尽なことばかりです。
でも、どうしても許せないと訴訟をおこし、基本合意を結ぶことで、国の政策を変えてきたそれぞれの訴訟団。
国が基本合意を破るなどあってはならないことなのです!

訴訟団の紅山弁護士のコメントです。
「これまでの基本合意から骨格提言に至る流れと、今回国が提案した総合支援法案の問題点があらためて分かりやすく、かつ力強く確認されました。
 薬害肝炎、原爆症、B型肝炎、中国「残留孤児」の各弁護団からもそれぞれの弁護団が訴訟から基本合意獲得に至る経験を踏まえて、基本合意の重要性についてお話いただきました。
 今回の集会は全国各地で多数の政策形成訴訟の弁護団や原告の方と連携するとてもよい機会となったと思います」

第一部
○開会挨拶 三澤了(めざす会世話人共同代表)5:49
http://youtu.be/ilUNBRiDzY8

○主催者挨拶 竹下義樹(障害者自立支援法違憲訴訟弁護団長)6:12
http://youtu.be/BP9Rydvm5Rk

○連帯挨拶 聴覚障害者制度改革推進中央本部 4:56
久松三二ろうあ連盟事務局長、高岡正全難聴理事長
http://youtu.be/TXzVpKSYSWU
来賓紹介(お名前のみ紹介)穀田恵三・笠井亮・田村智子・山下芳樹(共産)、福島みずほ(社民)、川田龍平(みんな)他たくさんの議員秘書

○経過報告 藤井克徳(めざす会世話人)10:37
http://youtu.be/-ufuwNEY3l0

○重点報告「骨格提言からみた総合支援法案の問題点と課題」
佐藤久夫(総合福祉部会部会長・日本社会事業大学教授)
その1 http://youtu.be/nvzM2Rlym4Y 14:20
その2 http://youtu.be/HyfkTRBn9rQ  3:42

○骨格提言に基づく障害者総合福祉法試案 10:21 資料word参照
藤岡毅(障害者自立支援法違憲訴訟弁護団事務局長)
http://youtu.be/ocOmhnOoroM

○元原告のおもい 家平悟(東京) 2:39
http://youtu.be/pbi0ezkRcjU
○深沢智子(東京)、新井たかね(埼玉)6:32
http://youtu.be/ecSIDVIfYHY

第二部 パネルディスカッション  添付word参照
「国が『基本合意』をやぶっていいのか!?合意違反の責任を問う」
パネラー 
・福地直樹(弁護士・薬害肝炎訴訟東京弁護団事務局長)
・安原幸彦(弁護士・原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会副団長)
・米倉洋子(弁護士・中国「残留孤児」国家賠償訴訟関東弁護団副団長)
・菅 俊治(弁護士・全国B型肝炎訴訟東京弁護団事務局長)
コーディネーター 谷口太規(弁護士・障害者自立支援法違憲訴訟弁護団)
http://youtu.be/rf43mIwiLjs 4:46

○フロアーからの発言 東京・水上さん 2:29 
http://youtu.be/suBoUIAJnkQ

○アピール採択 提案 石井学(埼玉・元原告)5:50
 添付word参照
http://youtu.be/ayzTJxORJew

○閉会挨拶 太田修平(めざす会事務局長)3:01
http://youtu.be/LQTxDR0e9a4
 
○東京会場の中継録画=めざす会TV(一部画面の乱れあります)
http://ustre.am/JOOJ 
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◆3◆ よせられた連帯のメッセージ

○薬害イレッサ訴訟弁護団
「5月25日に大阪高裁で判決を迎える薬害イレッサ訴訟です。
自立支援法の合意反故は、自立支援法だけの問題ではありません。
国の政策によって被害を受け、権利の回復とあるべき政策の実現を求めて集団訴訟を闘う全ての人を裏切る行為暴挙です。
決して、このような行為は許してはなりません。
国の責任を徹底追及し、「基本合意」の実行を求めて連帯して闘いましょう!」

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○ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国弁護団連絡会
私たちハンセン病違憲国家賠償訴訟弁護団は、偏見と差別の中立ち上がった原告たちのもと、らい予防法の違憲性とそれにより原告らが被った被害を明らかにすることにより、勝訴判決とそれに基づく国との基本合意を勝ち取り、それを梃子
にこれまで多くの課題に取り組んできました。
 政策形成訴訟の成果としての基本合意は、法制度や国の政策の過ちを明らかにし、すべての人の人権が保障される社会を実現する指針となるものです。
国がこれを遵守しないことは、決して許されるものではありません。自立支援法違憲国賠訴訟における基本合意の遵守を改めて勝ち取るまで、共に連帯してたたかうことを約束し、連帯のあいさつを送ります。

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◆4◆ 国会前路上集会13日目 のべ3000こえる参加者!

今日も参議院前の午前10時にはぞくぞくと駆けつけ、300名の路上集会に。
路上集会は今日で終わりではなく、「いざ!鎌倉(=参議院)」には緊急体制が今後もとられますが、今日までのこととしては、過去のわが国の障害者運動でも、これだけの長い日数の国会前での連続した路上集会ははじめてのことです。

それぞれがマイクを握り、自分の体験から、自分の言葉で発言しました。
浮き彫りになったことは
1)応益負担はいまも残されたままであること。とりわけ配偶者の収入により応益負担を強要されている人たちの多さです。
 これでは「障害者は結婚するな」と国会が言っているようなものです。
2)介護保険統合への怖さ、不安の深刻さです。65歳になるとさらに過酷な介護保険に移行させられてしまう。その大きな不安が語らました。
3)そして「金ないものから、金取るな!」です。精一杯働いても月5000円ほどの給料で、食費代を払うと手元に残らない。贅沢は求めていない。
 地域でみんなと暮らしたい。親に気兼ねなく生きたい。
 それぞれの発言はこころに響きました。

基本合意はこれらを無くすための国の約束。
骨格提言は、こうした実態や不安を解消するため、多くの人たちの知恵がつまった宝です。

<今日の私の一言 から> 
主な発言は写真ドキュメントをご参照ください。

○社民党の福島参議院議員のあいさつ 4:45
 http://youtu.be/TeZim19Sm8g

○共産党の田村参議院議員のあいさつ 3:08
 http://youtu.be/DEmqDXvKs40

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◆5◆ 広島集会の速報!

○広島の片山弁護士からメール
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本日13:30~15:30で行われた広島集会は、定員168名の会場の定員ぎりぎり、160名超の参加者を得て、予定時間もややオーバー気味の大盛況でした。
広島集会は元原告をはじめとする当事者の声を前面に押し出したもので、会場は熱気に包まれていました。

最初に広島弁護団の滑川弁護士から訴訟の経緯と成果・現状についてのわかりやすい報告があり、作業所の利用者・職員から、自立支援法、新法案では自分たちの願いが実現できないことの訴えがなされました。

全国で最初に手を挙げた元原告の秋保夫妻からは、基本合意・和解時の熱気と現状への失望、それでも連帯して運動を続けましょうというメッセージが発信されました。

元原告の森岡さんからは、特に65歳になると介護保険によって重い応益負担を負う点が全く改善されていないことがわかりやすく説明されました。

広島障害フォーラム代表の藤岡さんからは、「40年間障害者運動を続けてきたが、今ほど障害者が一つに連帯していたことはない。一気に解決はしないが、この連帯の力で、あきらめずに運動を続けていきましょう」との挨拶を
頂きました。
他の訴訟団からは、B型肝炎訴訟原告の方、生存権訴訟(老齢加算)原告の方からのスピーチを頂き、
「国を相手にする訴訟は苦しいしなかなか勝てるものではない、約束が守られず悔しい思いをすることも多いが、自分だけのためでなくて国民みんなの生活につながる問題、ここで自分が引くことはできないとの思いで必死に頑張っている。負けずに頑張りましょう」
との共通するメッセージを頂きました。

広島弁護団長の石口弁護士からは閉会に際し、
「『悪いことは一度に起こるが、良いことはカタツムリのようにゆっくりしか進まない』とはガンジーの言葉。私たちもカタツムリのように粘り強く頑張りましょう」との力強い呼びかけを頂きました。

▽編集後記
めざす会の太田事務局長が日に日に笑顔になることで運動の広がりを感じていました。基本合意や骨格提言は宝です。それを破ったり、尊重しないなどあってはならないことです。そのあきらめない闘いに挑む原告のみなさん、
支える大勢のみなさん。この人びとこそが究極の”宝”と感じます。
私たちは歩いて行く。胸をはって、腕を組んで、こころ合わせて!
今日、私たちの運動は階段を確かに登ったと確信しました。嬉しい日々です

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

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