難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

総合福祉法部会9チーム発足、障害者実態調査実施要項、大フォーラム

2010年10月26日 20時32分13秒 | 障がい者制度改革
総合福祉法部会の9チームが発足。

詳細な議論を進めるに当たり、当事者集団の力が試される。逆に行うと、このチームにメンバーを出せない障害者集団はまたもや「谷間」に置かれることになる。
下記報告にもある「失語症」者。聴覚関係では「難聴児」。
アドボカシー(代弁的機能)を果たす関係者、親などが推進会議と総合福祉法部会に注目していないとどうにもならない。

障害児者実態調査は、23年度の本調査の前のプレ調査となる。
ちょうど開いている介護テキストには「社会福祉調査法は、間接援助技術の一つであり、坂井町差の一分野である。社会調査は、統計調査や社会踏査などあるが、社会改良的目的を持つ社会踏査は、社会福祉調査の源流を形成している。」とまさにぴったしのページだった。

全難聴は、難聴者の実態をとらえるための調査方法、調査項目をヒアリングで要望している。どこまで反映されたか見てみたい。

大フォーラムは参加できない、関心も深まらないのは残念だ。


ラビット 記

━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2010.10.26 第60号(通巻168)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━MEZASU━━━

◆(1)第8回総合福祉部会、9チームにわかれての検討始まる

■配布資料
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/10/1026-1.html

■オンデマンド中継録画
 http://www.youtube.com/watch?v=rx0liISv1bI

○岡本政務官あいさつ
・6月の閣議決定にそって制度改革を推進していきたい。
・本日から9チームであらたな福祉制度の具体的な検討となる
・透明性、公平性のある安定的な制度設計をお願いしたい

○東室長
・事務局人事異動紹介
 内閣府:村木厚子政策統括官、
 厚労省 地域移行障害児支援室 内山室長

○佐藤部会長
・今日から全体会を行ったあと作業部会に14時~17時
・作業チームがなにかを決める位置づけではない。
 そのため傍聴者への資料配布やネット中継はしない。
・部会内容1 資料1-1紹介
○東室長:資料1-2紹介 

○佐藤部会長
・実態調査(資料2-1、2)紹介
○平野構成員:解説
・400近い意見をもらった。
・生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)(試行調査)

 実施要領(案)
1.調査の目的
 平成23年度に実施する本調査において信頼度の高い調査結果を得るため、調査方法及
び調査項目等の有効性の検証を行うことを目的とする。
 なお、本試行調査の結果については、総合福祉部会における議論の参考とするため、同部会に提供するものとする。
2.調査の方法
  調査方法    郵送による配布、回収
  調査対象期日  平成22年11月1日現在(予定)
調査期間    平成22年11月中旬から12月中旬(予定)
3.調査の実施主体
 厚生労働科学研究「障害者の生活実態及びニーズ等を把握するための調査手法の開発に関する研究」研究班(主任研究者:平野方紹日本社会事業大学准教授)

<実態調査への主な意見>
○参考資料2を提出した。調査自体の撤回を主張した。記録としてとどめてほしい。
○モニターチェックしたが、知的の人は書けないところがある。
 「公的年金」ってわかりずらい
○丁寧なやり方をしてほしい。
○超重症児が今回の対象外になってはこまる。家族記入も加えてもらった。
 感謝したい。声なき声をつかむことがだいじだ
○ルビがついていれば理解できるという方だけではない。
 ルビがない方がわかりやすいという人もいる。
○信頼できる友人、なかまも記入できるように。
○収入の記述は、生活にどう困っているか、足らない金額を書かせたほうがいいのでは。
○難病という言葉が抜けている。対象に難病・慢性疾患など入れて欲しい。

○東室長
・推進会議では地方フォーラムやっているが、失語症の問題は議論されていない。
 失語症のみならば、身体では3、4級。しかし日常生活では、高次脳機能障害の面もあるので。

○佐藤部会長
・意見は今日中までに出してください。
・11月に試行調査、本調査は改善に
・施設入所、病院入院患者の実態調査については、第1回の関係者会議を実施、第2回はまだ調整できていない

○東室長
・次回、11月19日(金)。12月7日(火)、1月25日(火)は会場を確保している。


◆(2)いよいよ10・29大フォーラム!
太田実行委員会事務局長は次のようによびかけています

「昨年は、1万人の方が集まってくださいました。
 今年は、それを上回る参加者を目指し、
 自立支援法廃止を確かなものにしていきましょう。
 ひとえに私たちの運動にかかっているのです。
 ベストを尽くしていきましょう。
 10月29日(金)は、日比谷野外音楽堂に大集合です!」

天気予報は「曇り時々雨(気温13度~18度)」です。
デモが終わるまで雨よ降るな!
最新情報は http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/101029.html

オープニング・ミニコンサート出演を快諾いただき、猛練習を重ねてくれていたつくば市のダウン症の青年などのロックバンド「天国かじごく」が日比谷野音との関係で今回出演できなくなりました。
日比谷野音の規約では、平日の音楽活動は認めていないとのことで、実行委員会の担当者は4回に渡り、野音管理者と話し合いましたが、実現はかないませんでした。たいへん残念です。


◆(3)10月28日(木)国会議員要請行動へ

逆流を断ち、新法制定にむけた流れを大きな確かな流れとしていくためにも、すべての国会議員に、私たちの要望や思いを直接伝えましょう!
訴訟団としても積極的にとりくみます。弁護団は27日も議員を回ります。
 12:45 参議院議員会館ホール集合
 13:00 参加者うち合わせ
 14時~16時 要請行動
訴訟団は、その後18:15から民主党PTと懇談を行います。

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

中途失聴・難聴者の手話を学ぶ目的

2010年10月26日 19時47分35秒 | エンパワメント
中途失聴・難聴者が手話を学ぶ目的は何か。

実際に受講している人、指導に当たっている人々が寄せた内容を整理して、まとめてみた。

筆談・読話を補うもう一つのコミュニケーション方法を身につけること、自分自身を取り戻すこと、再び人間関係を築いて仲間を得ること、社会と関わる意欲を持つことなどがあげられた。

これは、協会内でまとめて公表していくことになる。


ラビット 記

ゲゲゲの鬼太郎と補聴器

2010年10月26日 19時02分30秒 | 日記(つぶやき)

補聴器を購入したA店は勤務先の市内にある。ゲゲゲの女房の舞台になったC市だ。

昨日の25日に出張前に補聴器のプログラムを切り替えるボタンが切り替わらないので見てもらった。
普通はカチカチと変わるがそれがしない。

店の前に水木茂の書いたゲゲゲの鬼太郎のマンガが1頁分パネルにして掲示されている。
気が付くと商店街の主要な店の前にパネルが掲示されている。

直ったというので行ったらもう閉店でしまっていた。あちゃ。
帰る途中でぬりかべに会った。妖怪だらけの街だっちゃ。


ラビット 記

「自分から分からないと言わないと」って難聴者?

2010年10月26日 12時46分14秒 | 日記(つぶやき)
「自分から分からないと言わなければ周りは分からない」。

昨日は、部署別社長懇談会。分からないことを人に聞けないと率直に言った若い営業マンが社長や部長に繰り返し言われている。

その前日には難聴者協会の例会で、難聴者の職場のコミュニケーションの改善は自ら話しかける、聞く、聞こえないことを説明する、スマイルが大事と話し合っていたばかりだ。
難聴者が何度も聞き返すと相手に良い顔をされないので、聞き返すのをためらったり話しかけるのを遠慮するようになってしまうが、聞こえる人でも言えない人がいることが分かった。

長くいた部門を離れて異動した別の女性も「分からないことばっかりなので(聞こうとしない)自分と戦っています」と言うし、他の若い営業も「仕組みが複雑なので(人に聞かないで自分で)理調べるのに時間がかかっている」と言う。

うーむ、そういう部下に声をかけてコミュニケーションを取るのが管理職の仕事。
頭から言いなさいと言っても無理があるよね。
自分のプライドが邪魔して聞けないとか、どうやって聞けばいいのか、メールで聞いても良いのか、まずは誰に聞けばいいのか具体的に示さないと。

聞こえる人も話せないんだあ。


ラビット 記