Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラ本いろいろ

2010年08月11日 | 代表羽沢のG雑感


資料としての価値があるものも!!

 ここ1~2年、ゴジラ映画、東宝特撮映画に関する書籍がいくつか発売されています。デアゴスティーニさんのDVDコレクションにも毎号本がついていますので、それを含めるとかなり数になります。

 これまで数多くの書物やムック等が発売されてきたので、もうほとんど世に出る資料や写真はないものかと思っていましたが、近年のこれらの中には資料性の高いものもあり、エピソードの内容としても濃いものが多く、ゴジラファンとしては初めて知ることも多々あります。
 探せばまだまだどこかに眠っているものが発掘されるのかもしれませんね。それだけ歴史が長く、なおかつ資料が存在する作品のシリーズである事が改めてわかります。
 出版社さんはまちまちでしょうが、こうして年間少しずつでもゴジラ関連の書籍が発売されるとファンでよかったとつくづく思います。

 ゴジラのフィギュアを作っている弊社としても、これらの本の写真を見て「○○ゴジラを作る前にこの写真を目にしていたらまた違っていたかも……」「一度作ったゴジラでもこういう写真を見るとまた作りたくなるなぁ」と思うものがいくつもあり、かなり参考になるものがあります。
 これからものんびり「おおっ!」と思えるものが出る事をちょっぴり期待している私です。

 この秋(冬?)にもゴジラファンにとっては見逃せないテーマの物がありそうです。今からワクワクしています。

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ソフビ制作裏話 その194

2010年08月10日 | 制作裏話


Part.5 お求めいただいて

■おかげさまで好評でした
 この「決戦ゴジラ スタンダードカラー」は、皆様から好評をいただき、こちらが予想していたより早くに完売致しました。
 いただいたお声では「決戦ゴジラはめったにソフビ化されないので嬉しかったです」というのを多くいただきました。
 正直な所、「モスゴジがあれば決戦ゴジラは特にいらないや」と言われるのではないかとヒヤヒヤしていました。新規造形商品の第一弾カラーはいつもワンフェスで販売、もしくは予約受付でしたかが、この時だけはスーフェスからでしたので、売り上げやPRにもいつもと違う影響があるだろうと心配していたのです。それに昨日書いたように、劇中スーツ同様に「モスゴジ」の一部パーツ流用での商品でしたので、マニアックと思われて引いちゃう人もいるのではないかと思っていました。
 結果的にたくさんの皆さんに喜んでいただけて、安心しました。中には完売してすぐに、買えなかったので再販のリクエストを下さった方も何人かいらっしゃいました。(ちなみにそのために後の「決戦ゴジラ レトログリーン」の発売を予定より早めたのです。)
 いただいたお声では、他にも「同じサイズで違いをつけてモスゴジと決戦ゴジラを出してくれたのが嬉しい」「(商品を見比べたりや「こだわり」を読んだりして)ぼんやりとしかわからなかったけどこれでモスゴジとの違いがわかった」等と何人かの方におっしゃっていただけました。
 多くの方に、こちらの意図も伝わったようなので安心と共に嬉しく思いました。

 他にも好評だったのが、色でした。
「私が思っている昭和のゴジラそのもの」「他のゴジラでもこの色で出してほしい」と言っていただきました。
 本当はもっと「モスゴジ スタンダードカラー」に近づけたかったのですが、近い時期の発売と言う事で、明確な商品との区別化をしなければならない理由がありましたので、この配色になった商品でした。それが予想以上に好評でほっとしています。
 まるっきり同じと言う訳には生きませんが、昭和のゴジラ商品のカラーリング案として今後も近い雰囲気の配色を検討していきたいと思います。

 お求めいただいた皆様、感想を下さった皆様、ありがとうございました。
 いただいたお声は、今後の「決戦ゴジラ」や他のゴジラ商品のカラーリング案に役立てたいと思います。
 それと気がついた事が1つ。思っていた以上に「決戦ゴジラ」って人気があるんですね(笑)。

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ソフビ制作裏話 その193

2010年08月09日 | 制作裏話


Part.4 配色について

■「スタンダードカラー」にした理由

「決戦ゴジラ」の第一弾カラーは、迷う事なく「スタンダードカラー」に決めていました。

 理由は2つ。一番の理由はすぐ前に「モスゴジ スタンダードカラー」を発売していた事です。
 何度かこれまでに書いてきましたが、「決戦ゴジラ」は「モスゴジ」と全く、もしくはほとんど同じだと思われている方が多くいらっしゃった事です。顔は確かに似てはいますが、特に首から上が別の物です。それの差を表現したく、その一番の手段は比較です(詳細は「こだわり」をご覧下さい)。ですから「モスゴジ スタンダードカラー」と近い時期に近い配色で発売する事でそれが可能だと考えました。
 Gメモリーズセレクションは、ゴジラが大好きな方々にお求めいただきたいと常日頃から思っておりますが、その範囲としてはディープにマニアと呼ばれる方にも、ゴジラは好きだけど実は全然詳しくないと言うライトな方にも同様に楽しんでいただきたいと思っております。
 劇中シチュエーションの名前を、カラーのバージョン名につける事自体ややマニアックな事だと思いますし、こうして「モスゴジ」「決戦ゴジラ」の差をディフォルメとは言え、しっかりつけて発売する事自体ある意味マニアックな事ではあると思うのです。
 それでもそれぞれの作品のゴジラである以上、いい加減な造形でごまかしたり、配色もゴジラから離れたものにはしたくはないのです。そんな中で、ディープなファンの方には当然ですが、ライトな方にも「そう言えば、初めてキングギドラと戦った時のゴジラは確かにこんな顔だったなぁ」と気がついて下さればさらにまたゴジラそのものや弊社商品で楽しんでいただけるのではないかと思うのです。

 もう1つの理由。弊社商品「キングギドラ」と並べたかったのです。
 弊社商品の中でゴジラの対戦怪獣第一号である「キングギドラ」は、『三大怪獣 地球最大の接戦』に登場した初代キングギドラです。同じく対戦したと言う点ではすでに「大戦争ゴジラ」を発売していましたが、こちらはシェーポーズですので、向かい合わせた時に戦っている雰囲気は出ません。そして同作品でのゴジラはやはり欲しいですから、劇中スーツのカラーで作って「キングギドラ」と並べてみたかったのです。
 弊社商品の中で「キングギドラ」だけをこれまでお求めいただいている方も何人かいらっしゃいます。そういった方にもこの「決戦ゴジラ」をそばに置いていただく事で、よりその方々の大好きなキングギドラの雰囲気をよりアップさせる事ができると思うのです。
 その逆でゴジラだけをお求め続けていただいている方もいらっしゃいます。ゴジラしか集めていないそういう方にもついそばに「キングギドラ」を置きたくなるコジラであれば良いなあとも思っての「決戦ゴジラ スタンダードカラー」なのでした。

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ソフビ制作裏話 その192

2010年08月07日 | 制作裏話


Part.3 造形の区別化


▲左「決戦ゴジラ スタンダードカラー」右「モスゴジ スタンダードカラー」(いずれも完売)

■プレッシャーより作る楽しさ
 流用パーツ使用のソフビの制作と言うのは、かん着部分を揃えなければならないし、全体として頭身を合わせなければならないと言う、いつもとは違う行程も必要になります。が、ある意味劇中スーツ同様に「アレンジ」と言う要素の中での造形作業ですので、完全新規造形の物とは違った難しさ以上に楽しさがあります。

 昨日書いたように、「モスゴジ」から「南海ゴジラ」までは一連の流れがあります。似ている造形なだけに4種類のゴジラの特徴、個性、そして何よりも差を見つけ、頭身を揃えて作らなければなりません。
 特にこの時は同時期に「モスゴジ」を作っていますので、当然お求めいただく皆さんには比較されます。ディフォルメとは言え「モスゴジではない、紛れもない決戦ゴジラだ!」と言われるものにしなければなりません。プレッシャーもありますが、作る楽しさの方が遥かに上回っていました。何年か前だったらもっとプレッシャーの方が大きかったかもしれません。Gメモリーズも始めてから(当時)4年目ですし、生意気な言い方ですが少しはそのプレッシャーを以前より楽しめるようになってきたのかもしれません。作業の大変さより、大好きなゴジラを作る事のできる喜びの方が大きいのですから。
「モスゴジ」と「決戦ゴジラ」の違いや商品としての造形的区別については、以前書いた「こだわり」に細かく書きましたので割愛しますが、まだよく違いをご存知ない方はそちらの方を改めてご覧いただければ幸いです。
 造形行程で大きな苦労と言うのはなかったのですが(強いて言えば全部大変!?)、いつものように違いや個性、差を重視し過ぎるとどんどんリアル傾向になる私の癖でしょうか。わずかの違いを「カッコかわいく」の中でディフォルメする作業は、どうしても熱中し過ぎるとリアルよりになりがちの私です。ですから特に頭部はいつもながら何度かやり直します。逆にこの「決戦ゴジラ」に限っては、リアルよりになりがちな作業の時に「もっとかわいくディフォルメに」と調整し過ぎると今度は「モスゴジ」に似てきてしまうゴジラですので、そのバランスに一番注意したと言えるでしょう。
 いずれにしても楽しく、また良い経験値が得られた作業でした。
 
 このパーツ流用でソフビを作ると言うのは、以前に「ビオゴジ」「ギドゴジ」を経験していたのですが、その時以上に楽しく造型できたと言えます。こういった流用使用の行程は、ゴジラに限らず他社さんのディフォルメソフビでもよく見かけるパターンなのですが、版権商品、しかも大好きなゴジラでできる喜びをこの時は強く感じました。
 そして一連の流れでの4種類のゴジラのうち、3つを現在作りました。残る「南海ゴジラ」もいつか作って並べてみたいものです。

 ゴジラ映画では他にも劇中スーツ流用で複数の作品を作っています。数えてみるとこのパターンは結構あるんですね。その時々のゴジラをまたこの時の経験を生かして作ってみたいと思います。もちろんそれぞれにはっきりとわかる特徴や個性、差を明確にしてです。

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ソフビ制作裏話 その191

2010年08月06日 | 制作裏話


Part.2 資料の収集



■調べておいた事と、特徴を探す事
 商品としても「モスゴジ」の流用として「決戦ゴジラ」を作りやすかったのは、事前にいくつか調べておいて劇中スーツの流用の流れをある程度(弊社としての解釈はありますが)把握していた事です。
 前に「大戦争ゴジラ」を制作・発売した時に、「モスゴジ」から「南海ゴジラ」までのスーツの流用の流れを調べてみました。「モスゴジ」「決戦ゴジラ」「大戦争ゴジラ」「南海ゴジラ」とスーツの流用、改修で共通する部分は多く、これらは後の各作品に登場する昭和のゴジラ基本になっているからです。さらには「ジラース」や「ゴメス」にも関係しているものです。これらについての詳細は2008年9月4~6日にここで書いた「雑感」をご覧いただくとして、この事を事前に調べておいたのが大いに役立ちました。

 しかし、「決戦ゴジラ」そのものの資料の収集はそう簡単ではありませんでした。ポスターやらスチール等はそのまま「モスゴジ」の写真を使用しているものも多く、近年発売された書籍やムック本でも作品の紹介記事ではどうしてもこの時デビューの「キングギドラ」の方に注目が集まっています。
「決戦ゴジラ」そのものは、写真では造形がはっきりわかるものは少なく、「スーツはモスゴジの流用」と右習えのようなキャプションばかりで済まされているからです。
 こういう時は、いつもの事ですが、DVDとにらめっこです。各シーンを止めてメモしたり、スケッチしたりで「決戦ゴジラ」の具体的な造形の特徴をできる限り漏らさないように書き込む作業です。
 それでも事前に「モスゴジ」を作ったばかりですし、前年には「大戦争ゴジラ」を作っていましたので、違いや特徴を見つけやすかったと言えるかもしれません。

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ソフビ制作裏話 その190

2010年08月05日 | 制作裏話


Part.1 制作のきっかけ

 今日から昨年9月に発売を開始した「決戦ゴジラ スタンダードカラー」(完売)の制作裏話を書きます。商品の詳細は2009年8月19日の記事、同年9月17~25日に書いた「こだわり」をご覧下さい。

■ディフォルメだからできた流用パーツ使用
 これまで数多く各社から発売されてきたゴジラソフビですが、「決戦ゴジラ」というのはかなり数が少ない部類のゴジラです。
 劇中スーツが「モスゴジ」の流用と言う事で、各メーカーさんも売り上げや区別化の手間等を考えれば、わざわざ商品化するのには躊躇してしまうのではないかと推測しています。
 弊社では、Gメモリーズセレクションの中において、完全補完とまではいかないにしても、できるだけ多くの種類のゴジラをディフォルメの中でソフビ化したいと考えてはおります。
 この「決戦ゴジラ」は、前に「こだわり」でも書きましたが、ゴジラ映画の歴史の中でも重要な位置にいるコジラだと考えます。キングギドラと最初に戦ったゴジラである事、他の怪獣(モスラ、ラドン)と初めてチームを組んだゴジラである事、結果的にではありますが、人類側に初めて位置したゴジラである事、劇中スーツの流用形態を初めて取り入れた(そうせざるを得なかった!?)ゴジラである事……等です。
 ですから単に「モスゴジの流用だから」というような単純な理由で作らない訳にはいかない……と考えていました。
 機会があれば作るべきゴジラだと当初から考えていたゴジラです。

 昨年夏、たくさんの皆様のリクエストに応える形で「モスゴジ」を発売致しました。その制作過程で(と、いうより制作を決定してすぐ)、同時進行で「決戦ゴジラも一緒に作ろう」と考えました。
 確かに「モスゴジ」の流用ですが、「こだわり」にも書いたように基本は首から上のみ別物として作られているスーツです。ソフビ化するにあたって、首から上のパーツだけを別にして作れば、コスト的にも時間的にも可能と判断しました。それを除いてもやはり首から下は「モスゴジ」とほとんど同じですから違う方が不自然ですし。
 幸いにも「カッコかわいく」のディフォルメシリーズです。パーツ流用で立体化する上では作りやすいとも言えます。もしGメモリーズセレクションがリアルなタイプのシリーズでしたらできなかったでしょう。

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ゴジラVSガイガン PART.2

2010年08月04日 | Gフォトギャラリー


 一撃!!

 昨日の続きです。
 改めて映画を見ると、「ファイナルゴジラ」の強さは30~50%増し!?

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ゴジラVSガイガン

2010年08月03日 | Gフォトギャラリー


「ファイナルゴジラ 南極戦バージョン」のイメージ画像、第2弾です。
 劇中のエリアGから復活してからのガイガンとの戦いのシーンです。
 この後、ガイガンの頭を吹っ飛ばします。

「ファイナルゴジラ 南極戦バージョン」発売中です!!

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GMKゴジラ新規カラー2種について

2010年08月02日 | 新作商品情報


GMKゴジラ新規カラー2種
生産・販売数についてのお知らせ


 9月1日発売予定の「GMKゴジラ」新規カラー2種「クライマックスバージョン」「熱線ダメージバージョン」は、現在予約受付中です。
 しかし、当初クリア素材である事と一部パーツの形状の理由により成型不良がおきやすいため、予定よりも生産数が少なくなる可能性があるとお伝えしました。現在、成型そのものは弊社に納品され、確認した所、少しだけ予定数よりは少なくはなりますが、ほぼ予定数を用意できそうです。
 これから塗装作業、組立て等の作業に入り、その段階になって初めて商品にならないものと気がつく場合もありますので、現時点では完全な個数はお伝えできませんが、どちらの商品も同様の成型色ですので、それぞれの予約数によって塗装・組立て作業で微調整し、できる限りそれぞれをご希望される方へご希望の商品をお届けできるようにしたいと思います。
 少なくとも現在までご予約いただいた方の分は、全て個数を間違いなくキープし、9月上旬にはご入金いただいた方からお届け致します。
 ご心配、並びにご迷惑をおかけしました事をお詫びすると共に、ご予約いただいた方には感謝致します。

 なお、どちらの商品も予約はまだ可能です。
 これから予約したいと言う方、ご希望の方はお電話にてお申し込み下さいますようお願い致します。

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