Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

熱線ダメージバージョンのこだわり その2

2010年08月29日 | 新作商品情報


Part.2 発売のきっかけ


▲光の加減でこれだけ色の見た目の違いがあります。もちろん特別な画像処理はしておりません。
モールを内蔵しているのもわかります?


■成型色をそのまま生かしてモールを内蔵
 この「熱線ダメージバージョン」は、先に紹介した「クライマックスバージョン」と同時発売です。
 成型色は「クライマックスバージョン」と全く同じで、塗装を変え、この「熱線ダメージバージョン」のみシルバーのモールが内蔵されています。

 実は当初「クライマックスバージョン」のみの発売を企画していました。
 シルバーとブルーの細かなラメを入れたクリアパープルの成型は、企画の段階である程度の仕上がりは予想していましたが、できあがったサンプルを見ると思っていた以上の面白い感じの色合いになりました。
 クリアとなっているパープルの色と細かなラメの影響で、見る時の光加減で色合いが微妙に変わるのです。明るいマゼンタパープルにも見えたり、全体が少しブルーで覆われた感じに見える時もあったり……。試しにキラキラモールを入れてみるとさらに面白い色合いになります。
 予定している「クライマックスバージョン」は、全体的にガンメタブラックをスプレーし、モールは内蔵されません。
 せっかくなので、できるだけ塗装を抑えて成型の色合いを生かし、さらにモールを入れたもので、何か別のバージョンを企画できるのではないかと考えたのがきっかけなのです。

 シチュエーションとして、劇中の肩からの熱線放射時のゴジラをチョイスしたのは昨日書いた通りです。
 熱線放射のためのエネルギーが異常をきたしながら身体全体をめぐっている表現として、このラメ入りでモール内蔵の成型はぴったりだと考えました。
 劇中のシーンの色合いとして、「クライマックスバージョン」のシチュエーションでの時間帯は夜なので、ガンメタブラックを塗装する事で、ゴジラそのものを黒ベースの印象にしています。
 しかしこの「熱線ダメージバージョン」のシーンは、夜が開けた時間帯と考えられます。ですから絶対的に黒ベースの塗装にこだわる必要はないと考えました。あくまでイメージと言う事にはなりますが、むしろ、ゴジラの熱線放射時の異常な様子の表現として、成型色そのままで表現できると思った訳です。
 と、言う事で、そこでせっかく同じ成型色で企画できるので、当時発売する事になったのです。(春に発売した「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」と「同 電撃拘束バージョン」と同じパターンですね……笑)

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