Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

クライマックスバージョンのこだわり その3

2010年08月27日 | 新作商品情報


Part.3 彩色のこだわり

■燃えるような背びれの発光表現
 今回のテーマとなる劇中ラストのゴジラとキングギドラの戦い。横浜湾の海中と海上で激しい戦いがありました。夜と言う事で絵的には暗い表現がなされていますし、ゴジラそのものも暗めの色、まして夜の海中となると本来であれば真っ暗で何も見えないはずです。
 しかし、千年竜王と化したキングギドラが全身金色に輝き、光線攻撃や噛み付き等でゴジラを攻撃する際にはその箇所も金色に発光します。モスラやバラゴンの魂(祈り?)まで背負ったと思われるキングギドラの表現は、理屈では表現しにくいものとなっていました。暗い画面の中でひときわ金色の表現が目につくのが皆さんも感じられた事と思います。
 ラスト、ゴジラはそのキングギドラの攻撃を全て受け、それを逆に自らのエネルギーに変えてしまったかのような強力な金色の熱線放射をキングギドラに浴びせます。これまでになく、背びれを燃えるように金色に輝かせ、一気に強力な熱線を放射するゴジラ。キングギドラの全ての攻撃、パワー、背負ったものを凌駕してしまった瞬間でしょう。

 この「クライマックスバージョン」は、ラメ入りのクリアパープルにガンメタブラックで全体にスプレーし、各所をゴールドで塗装、スプレーしています。ゴールドは劇中シーンのこれらのキングギドラとの戦いの様子を表現するためにチョイスした色です。
 元々「GMKゴジラ」が派手な色の似合わないゴジラと言う事もありますが、パープルをベースにした成型色に黒系の塗装なので、他にたくさんの種類の色を使うとうるさいだけで、ゴジラそのものからも「カッコかわいく」からも離れてしまいます。そのため爪、目、キバ、背びれをゴールドで統一しました。

 ただし、背びれのみゴールド以外にオレンジゴールドもスプレーし、より燃えるような金色発光を表現しています。
 最初に告知した画像と比較していただければ一目瞭然ですが、これらは当初予定になかった表現です。劇中でのキングギドラへの最後の燃えるような金色の熱線攻撃時の背びれ発光を表現すべく、変更する事になりました。
 背びれは、地色、オレンジゴールド、ゴールドとグラデーションになるように塗装していますので、その辺のこだわりも商品で感じていただければ幸いです。