Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

熱線ダメージバージョンのこだわり その1

2010年08月28日 | 新作商品情報


Part.1 シチュエーションイメージ

 今日から9月1日発売予定の「GMKゴジラ 熱線ダメージバージョン」の詳細、こだわった所について書きます。購入の際の参考にして下さいれば幸いです。

■羽沢組では珍しい「傷ついたゴジラ」
 ゴジラ映画の中のゴジラそのもののラストシーンの定番と言えば、敵怪獣を倒したところで終わるか、海に帰っていくのが多くあります。しかし、そうならないパターンももちろんあり、特に平成になってからの作品でいくつか存在します。
 その中でも『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』でのラストは衝撃でした。

 横浜港にてキングギドラを粉砕したゴジラに立ちはだかるのは、立花准将の乗る特殊潜航艇「さつま」。その「さつま」を飲み込んだゴジラは、再び海上に姿を現します。が、体内で「さつま」に搭載していた推進式削岩弾D-03を発射され、左肩から貫かれて被弾。ゴジラは、熱戦を放射しようとしますが、左肩にダメージが残り、体内の放射能の流れに異常をきたし、熱線は口ではなく肩から放射してしまうのです。

 弊社としてはこれまでGメモリーズセレクションのテーマである「カッコかわいく」から外れるものとして、痛々しいゴジラの表現になるような商品は極力避けてきました。敵怪獣に攻撃されて傷ついた状態のゴジラや骨になった時のゴジラ等、複数リクエストもいただいてきましたし、特にテスゴジではそういった表現のアイディアもお客様方からいただいてきました。でも、申し訳ないのですが、それは「やりたくないです」と言ってきたのです。
 痛々しいゴジラより、かっこいいゴジラやかわいさがあるディフォルメの方が作る方としても、遊んだり飾る立場として考えても楽しいからです。
 
 しかし、今回熱線放射時のダメージを受けてしまったゴジラを商品化したのは、あまりにも劇中でもインパクトのあるシーンである事と、ゴジラの「生きている怒り」の表現の1つである事、むしろ痛々しさより傷ついてもなおも攻撃をしようとするゴジラの強さ(ある意味カッコよさ)が現れているからだと言う事です。そしてゴジラソフビとしては「カッコかわいく」の範疇ギリギリで、珍しいシチュエーションの配色で表現できると判断したためなのです。
 そういった事もご理解いただき、弊社としては(ゴジラソフビそのものとても)珍しい「傷ついたゴジラ」でありますが、コレクションに加えていただければ嬉しく思います。

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