「シイタケも音を聞くんだねぇ。こうして刺激を与えると、どうやら目覚めるらしい」。そう言って、シイタケを栽培している近所の方は、菌のコマを打ち込んだホダ木を、持ち上げてドスンドスンと落とす動作を繰り返しました。先日朝の雷の音を聞いたのでしょうか?このところの雨とそれに続く陽気で、シイタケが一気に出始めました。「採れたよう」と玄関の開く音がして急いで出ると、両手にどっさりのシイタケと満面の笑みで、「やるよ」。この採れたてで肉厚のシイタケを食べると、“山のステーキ”という言葉も納得で、もうスーパーでのものは買えません。夜の食卓がキノコ三昧だったのは言うまでもありません。