東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

ナイーブ

2009年07月31日 | Weblog

会話をしていて、「あなたはナイーブですね。」って言われたら、どう受け止めますか?

日本人的にいえば、「感受性が強くて」「それが故に傷つき易い」といった、
どちらかというと感情が細やかなタイプを指すと思いますよね。
私もそう思っていました。昨日まで。


昨日、英語の勉強をしていたらナイーブって単語が出てきたんですけど、
どうもそんな意味じゃなさそうです。  調べてみました。

naive  (adj.)
1. (disapproving) lacking experience of life, knowledge or good judgement
   and willing to believe that people always tell you the truth
2. (approving)(of people and their behaviour) innocent and simple

もともとはフランス語のようです。
良くて「無垢な」、下手すると「世間知らず」、の意のようです。

ガイジンさん相手には この単語は慣れるまでは使うのを避けた方が良さそうですね。


ちなみに、この単語が何の文章に使われていたかといえば、
オバマ大統領の核兵器削減に向けての演説の1文です。

核兵器を減らすことに全力を尽くす、という文章の後で、
しかし簡単に減らせると思っているほど私は世間知らずではない。という意で

I'm not naive. This goal will not reached quickly, perhaps not in my life time.

と使われていました。


では日本人的な「ナイーブ」に相当する言葉は何でしょう。
感受性という英語としては feeling とか sensibility とかいった単語がありますが、
感受性が豊かな、というのは impressible が一番近そうです。

impress の形容詞として
impressive が「他の人に強い印象を与える」 のに対して
impressible は「他の人から影響を強く受けやすい」 ということみたいです。
でも、あんまり使いませんよね。

多民族国家では toughness さの方が称賛に値して
impressible なのはあまり良いことではないのかもしれないですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿