HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

修学旅行体験の大切さに気付かせてくれた母娘(←車いす利用)のハナシ

2013-02-20 23:23:22 | アクティビティ
学生団体誘致委員会のお仕事で、神戸に行きました。



昨日の日記に書いたように、近鉄一本で行けます。
とっても便利。
鶴橋で降りたそのホームから、三宮行の快速急行に乗って40分ほど(運賃400円)。

到着してから、お昼ご飯をかき込んで、会場へ。

到着してから、セッティング。

 

 

か弱い女子二人の私たちなので、送ったヒッポキャンプ(水陸両用車いす)を包装から取り出すところから、組み立てまで周りが手伝ってくれました。



ありがとうございました。

13:30~スタート。
神戸近辺の小学校の先生や、修学旅行に関わる方々が来場していただき、前半は各施設や市町がパワーポイントで紹介。
うちは千枝さんが説明してくれました。

 

数年前、車いすの娘が修学旅行に伊勢志摩へ行くけれど、そのプログラムに地曳網体験がある。このままでは娘は見学になってしまうかも…というお母さんからの相談から始まった、地曳網体験実現プロジェクトで水陸両用車いすのランディーズの手配を行ったことの話し。(当時はセンターでランディーズを保有していなかったので、借用のお願いから配送をいろいろ手配したのです)

そして、その母娘からお礼の手紙の一部を読み上げました。

ちょっといい話なので、こちらでも紹介しますね。

お母様より
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ランディーズの件ではいろいろと各方面へ交渉していただいたおかげで、実現できましたこと感謝の気持ちでいっぱいです。
結果、地引網体験が今回の旅行で一番楽しかったようです。
身近に海が無い土地に住んでおりますので、本当に一生の思い出に残る貴重な楽しい経験になったと思っています。
親の思いといたしましては、他の子どもさんと同じ経験ができ、同じ思い出が娘にも出来たということが何よりもうれしいです。
ハンディがあるために、自分ひとりが寂しい思いをしたり、悔しい思いがひとつでも残った旅行ならばその他のことが全て楽しかったとしてもやはり、良い思い出にはならなかっただろうなと思うと、本当に皆様には感謝してもしきれません。
ありがとうございました。
「伊勢はとてもよいところだった!」と笑顔で帰ってきました。
あれから2週間あまりたちますが、まだ尚楽しかった伊勢野思い出に浸っている娘です。
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娘さんより
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地引網体験のときに乗ったランディーズはバリアフリーツアーセンターの皆様がいろいろ連絡をとりあってくださったと聞きました。本当に砂浜でもスイスイいけて、友達や先生も「すごいなぁ」とビックリしていました。
私もビショぬれになるまで遊びました。みんなで写真を撮るとき私は大きなタイを持たせてもらいました。
地引網ができるなんて、もしかしたら、一生に一度かもしれないと思うと、ランディーズを貸していただけてよかったなぁと思いました。皆様のおかげでみんなと地引網をすることができました。
本当にありがとうございました。
伊勢にはとても美味しい食べ物がたくさんありますね、また家族で行きたいなぁと思いました。
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当時のことを思い出して、ちょっと胸がこみ上げてきました。

これを聞けば、修学旅行における障がい児が友達と一緒に体験ができることの重要さがとても伝わります。
実は、この子の手紙をもらって以来、修学旅行へも意識が目覚めたツアーセンターなのでした。


その後、体験学習発表会では実際体験プログラムを行なったり、ブースで質問を受けたり…。

 

 



ヒッポキャンプは見た目も気になる形なので、来場者だけでなく、委員会のみなさんにも人気で、たくさん試乗してもらいました。

帰りは、神戸のデパ地下で電車で食べる夕ご飯の弁当とお土産を買って帰路につきました。
 


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