HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0101:御師の資料と今の時代にも引き合わせ?

2006-01-01 15:47:44 | ハサカル
あけましておめでとうございます。
本年も伊勢志摩バリアフリーツアーセンターをよろしくお願いいたします。

伊勢志摩は元旦から天気がいいです。
前日の日記にあるように、初日の出前に寝たので、天気も良くわからず、起きたら上天気。

本日は、二人の実家めぐり。
日中は家族が集まる私の実家へ。お年玉を持って…。

伊勢神宮内宮へ向かうR23号線と御幸道路は渋滞です。年末年始はパーク&バスライドがお勧め

うちの実家はバリアフリーと言うわけではないので、パートナーは履き戸から家に入りました。
夜は、パートナーの実家へ豪華なおせち料理をいただきに。


うちの実家に行ったついでに、以前この日記にも書いた祖先の「御師」の話を母から聞いて、資料を借りてきてました。
いっぱいあったので、コツコツと借りていこうと思う。
とりあえず、借りてきたのは、以前、知人の息子が書いた「御師」についての卒論(ウチが資料提供)や本もいろいろ。某大学の先生が書いた本があったけど、これは全然ダメとの母の評価。(笑)
そう思うと母にとって大学卒論は評価高そう。家計図や当時の図面もちゃんと調べてあるようです。
他に、御師の資料とは違うけど、現在も神宮が出版している「瑞垣」という冊子。これの昭和32年ぐらいからのものが数十冊発見。



しかも伊勢湾台風の特別号などもあったりして…。興味津々。

ところで、御師制度廃止の明治維新後、昭和はじめごろまでうちは御師としてやってきたのですが、そこまで続けてきたのに、どうして御師をやめなければならなかたのか?という疑問が、祖父から聞いたような聞かなかったような…と母に確かめたら、手代(いわゆる番頭)にお金を持ち逃げされたのがキッカケらしいです。
なんだか悲しいけど、今も昔も変わらぬことなのですね。やりきれないですね。

あと、これは私も祖父から聞いていましたが、土地がたくさんあって、一見お金持ちそうですが、ハッキリって、儲けはほぼなかったようです。
NPOですね。(笑)やっぱり私、同じようなことしている…
聞いていた限りでも、とても奇特な人たちが御師をしていたと思います。
だって、お金をすられたとかトラブルがあった、檀家さんにも平気でお金を貸したり、無料で宿泊から食事など、お世話しておもてなしをしたりもあったようです。
檀家さんのいる遠方(うちは主に埼玉の熊谷あたりに檀家がいたようです)まで神宮のお札を届けに行ったり、なんせ至れり尽くせり。
おもしろい、制度でしたね。本当。

ちなみに、御師は代を途絶えさせないために御師同士で養子縁組のし合いをしていました。
私が初めて仕事についたタウン誌の編集部の上司が、家計図をたどっていくと、この養子縁組の関係で遠い親戚であることが数年前フトしことで発覚しました。
そんな彼女は、私にNPO活動を教えてくれ、今もツアーセンターのいろんな面での協力者でもあります。そして彼女もNPO中心の仕事。

御師のDNAはここにもあるのではと思ってしまいます。
祖先が引き合わせたのかな?
やっぱり、人間ってDNAに操られているのでは?とハサカっています。

休みの間でも(といっても4日から仕事ですが)暇をみて資料に目を通してみようっと。