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どちらに転んでも崩壊目前の韓国  アメリカか中国か、それが問題だ!!

2017-03-17 17:24:10 | 日記
(29.6.13)

どちらに転んでも崩壊目前の韓国  アメリカか中国か、それが問題だ!!

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 韓国がますます絶体絶命に陥っている。

パク・クネ氏が弾劾されて大統領を罷免され、サムスンの実質的トップが逮捕され、そして2か月後の大統領選挙で野党候補が勝利する勢いだ。

この野党候補のムン・ジェイン氏は日本でいえば社民党のような主張の持ち主でアンチアメリカで防衛システムサードの配置に反対している。

簡単に言えば北朝鮮・中国派だ。

 もしムン・ジェイン氏が大統領になると韓国政治の混乱はますます拡大する。

サード配置に反対すればアメリカが「ただではおかない」からで、在韓米軍の一斉引き上げも視野に入れなくてはならない。

在韓米軍約3万人のうち陸軍が2万人と圧倒的に陸軍のウェイトが高い。

これは北朝鮮が38度線を突破して韓国に押し寄せたときに実質的に対抗する部隊としての展開で、日本の海軍と空軍中心の配備とは好対照だ。

 アメリカ陸軍が韓国から撤収すればその時が南進の最大のチャンスだから核戦力をもって軍事的に優位の北朝鮮が南進するのは確実だ。

だからムン・ジェイン氏がサード配置に通常は反対できないのだが、イデオロギッシュな左翼は現実を無視するし、共産党と聞くとそれだけで舞い上がってしまうので何が起こるかわからない。

 一方アメリカの要請を受けてサードの配置を続けると今度は中国が黙っておかない。

中国がサードの配置に反対するのは中国の核攻撃力が半減してしまい、ICBMがことごとく撃ち落とされてしまう危険性があるからで、「これでは核を持っている意味がない」からだ。

今でも中国は韓国に対して陰湿な締め付けを行っているが、一番のいじめはサードの配置場所を提供したロッテグループに対する嫌がらせだ。

ロッテは中国に百貨店5店舗、ロッテマート115店舗を展開しているがひどい不買運動にさらされており、百貨店では閑古鳥が鳴いている。

 また中国旅行会社に韓国への旅行の自粛を指示しており、最大の中国人観光客が激減しつあり、また韓国化粧品に対するいちゃもんが続いている。

中国は韓国にとって貿易量の約25%を占めている最大のお得意先のため、どの企業も悲鳴を上げている。

日本人にとってはいつもの中国政府が糸を引いた不買運動だから「またか」程度だが韓国は初めての経験だからパニックだ。

「中国のお妾さんになると頑張ってきたのにこの酷い仕打ちは何、ねえ習さん」前大統領のパク・クネ氏がほぞをかんでいる。

 今や韓国の内憂外患は深まるばかりだ。日本を相手の場合は常に強気一辺倒で中国を後ろ盾に日本バッシングを繰り返していたが、アメリカと中国が相手では対抗措置がとれない。

どちらに転んでも国の存亡にかかるから決断するのは大変だが、野党党首が大統領になればかつての日本の鳩山元総理並みのダッチロールが始まることは確かだ。

 ほんのしばらく前までは中国とアメリカを手玉に取るバランス外交が売りだったが、それはオバマ氏といった平和愛好家で武力行使を極端に嫌った弱腰外交のアメリカだからできたので、トランプ政権に対してはこの手は使えない。

嫌がるサードをすでに韓国に持ち込んでおり、後は設置だけの問題になっている。

韓国がアメリカと中国のはざまで茫然自失になるのは自ら招いたバランス外交の結果だから同情に値しないが、これからの朝鮮情勢には目が離せなくなっている。


2017年3月13日 (月)


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