日本と世界

世界の中の日本

現在韓国人がどれだけ「嘘の歴史」を教えられているか

2021-02-13 16:16:33 | 日記
現在の日韓関係は戦後最悪と言っても過言ではない。その世相を反映してか、日韓両国で李栄薫著『反日種族主義』がベストセラーになったが、本書はそれに劣らぬ衝撃の内容となっている。
著者の池萬元氏は元韓国陸軍大佐にして、米国ではMBAを取得し、米海軍大学院で教壇に立つなど、軍人であるとともに学者としても高名な存在である。
氏は、金大中政権以降、左傾化する母国に危機感を抱き、自由主義を堅持する立場から言論活動を開始。特に、韓国では「民主化革命の象徴的事件」と讃美されている光州事件について、実際は恐るべき「北朝鮮による武装革命事件」だったことを数多の資料をもって暴露したことで従北政権に睨まれ、百件を超える訴訟、賠償請求、暴力、投獄など度重なる弾圧を受けることになったが、それにも屈せず、三十冊あまりの著書を刊行。本書はその集大成ともいえるものである。
本書の原題は『朝鮮と日本』だが、歴史上朝鮮(韓国も含む)にとって日本がどれだけ重要な存在であるか、豊富な資料を引用し説明している。例えば本文に「近代化によって築き上げた自分たちの財産をすべて朝鮮につぎ込んで手ぶらで帰って行ったのが日本だった。この世界において、ある国がある国にこれほど価値ある遺産を譲ってくれた国が日本以外どこにあるのか著者は知らない」とあるように、日本統治時代に朝鮮にもたらされたインフラの価値を最大限に評価するとともに、それを捏造して「日帝三十六年」と批判する現在の韓国人の態度に対し悲嘆と呆れを隠さない。
それも含め、現在韓国人がどれだけ「嘘の歴史」を教えられているか、李氏朝鮮当時の外国人、内国人の証言と当時の写真から論説している。

 

 



ビジネス界にも明るい池氏は、松下幸之助や盛田昭夫など日本人の著名起業家の話を通じて、「日本は学ぶことの多い国」と評価している。
池氏は、北朝鮮におもねった「反日」を今すぐやめ、真実の歴史を知り、韓国が本来立つべき自由主義に立ち返るよう願って本書を執筆した。本書はあくまでも韓国人向けに書かれたものだが、反日に対抗して簡単に「日韓断交」を唱える日本人にもぜひ読んでいただきたい一冊。


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