キャッシュレス決済のメリットとデメリット!「現金不要」が加速するワケ
2019.07.23
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「キャッシュレス決済」や「〇〇ペイ」といった言葉が急速に普及しています。気にはなっているものの使うきっかけがなかったという方もいるのではないでしょうか?
キャッシュレス決済は、何年も前から身近なところで活用されています。
たとえばクレジットカードやデビットカードをはじめとする銀行口座と連携した決済方法はキャッシュレス決済サービスの草分けです。
電車に乗るときにSuicaやICOCAなどの電子マネーを使ったことのある方も、キャッシュレス決済の経験者といえるでしょう。
しかし、日本のキャッシュレス決済の比率(※)はわずか2割程度。
世界トップクラスの韓国が9割超であるのと比較すると、キャッシュレス後進国と呼ばれざるを得ない状況です。
今回はこれから加速するキャッシュレス決済のメリットと、キャッシュレス決済との上手な付き合い方をお伝えします。
※キャッシュレス決済比率=キャッシュレス支払手段による年間支払金額÷国の家計最終消費支出
目次
●キャッシュレス決済の6つのメリット
●キャッシュレス決済のデメリット
●キャッシュレス決済との上手な付き合い方
●キャッシュレス決済の定義
●まとめ
キャッシュレス決済の6つのメリット
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キャッシュレス決済をするメリットを6つ紹介していきます。
消費税増税後もおトクに買い物ができる
2019年10月に消費税率が8%から10%に増税となりました。
しかしPayPayでの決済なら、お買い上げ金額の最大5%がポイント還元されることをご存知ですか?(※一部対象外あり)
消費税率の引き上げに伴い、日本人の消費需要が落ち込んでしまうことが懸念されています。
そこで、一定期間に限りキャッシュレス決済を行なった消費者にポイントを還元するという事業、「キャッシュレス・消費者還元事業」が2019年10月からスタートしました。さらに、キャッシュレス対応によるお店の生産性向上、消費者の利便性の向上も狙いとされています。
日本では2019年のラグビーワールドカップを皮切りに、東京オリンピック・パラリンピックや大阪での万国博覧会など、世界中から人々が集まるイベントが立て続けに開催されます。
それに合わせるかのように、政府もキャッシュレス決済の推進に本腰をいれると、2018年4月に『キャッシュレス・ビジョン』にて発表しました。
ポイント還元事業は、2019年10月1日~2020年6月30日までの9ヶ月間施行される予定です。
今後日本はキャッシュレス化がますます進むと予測されます。
現金を持ち歩かなくていい
カード、もしくはスマホがあれば、財布や小銭入れに現金を入れて持ち歩かなくてよくなります。
荷物が少ない人ならバッグを持たなくてもよくなるので、利便性が向上しますね。また、財布のスリやひったくりの被害を防げるのもメリットです。
また、スキー場や海など、小物の紛失リスクが高いレジャーシーンでも、キャッシュレス決済が役に立ちます。
スピーディーなお会計
キャッシュレス決済サービスを利用すれば、現金で決済するのに比べ、スピーディに会計を済ませられます。
スマホならポケットなど取り出しやすい場所に入れている方が多いので、出し入れのストレスがないというメリットがあります。
決算履歴がスマートフォン内に残るので、レシートやカードの管理が苦手な人にとっても、スマホで完結する決済サービスがおすすめです。
お金の流れを管理しやすい
キャッシュレス決済なら、決済の履歴がすべてデータ化されるので、家計簿アプリなどに自動で反映されます。手動で家計簿をつけていた方にとっては、手間と時間を大幅に削減できるというメリットがあります。
現金の取引で発生する手数料とオサラバ!
「これから飲み会だけど、現金がない……ATMでお金をおろさなきゃ」
こんな経験、ありませんか?
日中なら100円程度、夜であれば数百円の手数料がかかってしまうことを考えると、「現金をおろす」という行為はできるだけ避けたいものです。
PayPayをはじめとするキャッシュレス決済サービスを使えば、手数料なしで残高をチャージできます。
また、インターネットの買い物を現金で決済しようとすると、代引き手数料や入金手数料などが発生します。
Yahoo!ショッピングやAmazon、楽天の支払いをキャッシュレス決済にすると、手数料を払わなくて済むというメリットがあります。
事業者は現金にまつわる業務が軽減される
事業者にとっては、キャッシュレス決済サービスを導入することでレジ締めなどの現金を管理する業務が軽減されます。
経理作業などの業務が減ることによって、働き方改革にも繋がるというメリットがあります。
キャッシュレス決済のデメリット
お得で便利なキャッシュレス決済ですが、デメリットもあるので把握しておきましょう。
災害時に使えない可能性がある
キャッシュレス決済は、基本的に電気と通信を利用します。
そのため、災害によって停電や通信障害が起きると、決済できなくなる恐れがあるのです。
とくに山奥などでは、固定のWi-Fiの通信障害によってキャッシュレス決済が利用ができなくなるトラブルも起きています。
でもスマホを使ったQRコード決済なら、消費者のスマホの電波さえ通じていれば決済が可能です。
クレジットカードのような固定回線が必要なものよりも、スマホを使ったキャッシュレス決済サービスの方が、災害に強いといえるでしょう。
お金を使っている感覚が薄まる
キャッシュレス決済は、手元に現金がなくても支払いができるため、ついつい使いすぎてしまうケースもあります。
とくにポストペイドだと、所持金以上の決済をしてしまい、精算ができなくなるトラブルも起きています。
使えるのは加盟店のみ
キャッシュレス決済は、サービスを導入した加盟店でのみ利用が可能です。
店によってクレジットカードは使えるけど、電子マネーは使えないなど、使えるサービスも異なるため、事前に確認しましょう。
現在、キャッシュレス決済を導入している店舗は急速に増えています。
とくに都市部では使えるお店が多いので、お会計のときに
「PayPay使えますか?」
と聞いてみてくださいね。
チャージしたら再現金化しにくい
プリペイドの場合は、何度もチャージするのが面倒で一度に多額の現金をチャージをする方もいますが、一度現金をチャージすると再現金化しづらいので注意が必要です。
いまでも現金が必要になる場合もあるので、必要な現金は手元に残しておきましょう。
事前の準備が必要な場合がある
従来は、審査や書類の手続きが必要なキャッシュレス決済手法がほとんどでした。
発行すればすぐに使えるものの、発行までの時間がかかってしまいがち。
しかしアプリ型のキャッシュレス決済サービスなら、AppStoreやGooglePlayからダウンロードをし、銀行口座と連携させるだけで利用が開始できます。
筆者も実際に銀行口座と連携をしてみましたが、想像していた10倍簡単でした。
「どうせ本人確認書類を受け取らないとダメなんでしょ」
「どうせ銀行に行かないとダメなんでしょ」
と思っていたのですが、自宅のベッドで完結したのでとても驚きました。
キャッシュレス決済との上手な付き合い方
デメリットも踏まえて、キャッシュレス決済との上手な付き合い方も、しっかり覚えておきましょう。
自分がよく行く店舗の決済方法を把握しておく
自分がよく行く飲食店やスーパー、ショップが導入しているキャッシュレス決済サービスを把握しておきましょう。
クレジットカードによっても、使えるブランドと使えないブランドがあるケースもあるため、細かく調べることが重要です。
お財布の中に千円札を数枚持っておく
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日本はまだキャッシュレス化が進んでいないため、必ず現金は持ち歩くようにしましょう。
たまたま立ち寄った店が現金しか使えない場合もあれば、突然通信障害が起きてキャッシュレス決済サービスが利用できなくなるかもしれません。
いざというときのために、現金を数千円は持ち歩くのがおすすめです。
ポータブル充電器を持ち歩く
スマホ決済を多用する方は、ポータブル充電器を持ち歩きましょう。
当たり前ですが、スマホの電源がなくなればスマホ決済ができなくなるからです。
また、いざというときのためにクレジットカードや、電子マネーカードなど、バッテリーを必要としないキャッシュレス決済も用意しておくといいでしょう。
キャッシュレス決済の定義
キャッシュレス決済とは、現金を用いない決済方法の総称です。
2016年ごろまではクレジットカード決済が主流でしたが、デバイスやテクノロジーの進化により、手法は多岐に渡っています。
PayPayのようなQRコード決済サービスも、キャッシュレス決済のひとつです。
キャッシュレス決済にどんな種類があるのか、「精算のタイミング」と「インターフェース」の視点から簡単におさらいします。
キャッシュレス決済の種類:精算タイミング
キャッシュレス決済は、精算のタイミングによって、次の3種類に分けられます。
●前払い(プリペイド)
●即時払い
●後払い(ポストペイド)
キャッシュレス決済の種類によって、決済のタイミングと精算のタイミングが一致しない場合があります。
たとえばクレジットカードの場合、口座から預金残高が引き落とされるのは翌月以降になります。QRコードを使ったPayPayや交通系ICカードSuicaのように、あらかじめ現金をチャージして、後から決済するタイプは前払い(プリペイド)です。
サービスによって精算のタイミングが異なりますが、同じサービスでも精算のタイミングが選べる場合があります。
キャッシュレス決済の種類:インターフェース
インターフェースとは、決済時にどのような方法で決済を読み取るか、という違いで次の5つに分類されます。
●磁気カード
●接触ICカード
●非接触ICカード
●バーコード
●QRコード
磁気カードとは、クレジットカードのように裏面に黒い帯がついているカードのことです。
この帯にはカード情報が収納されており、専用の機械で読み取ることができます。
しかし近年、磁気カードのスキミングが多発しており、磁気カードは2020年までに廃止され、接触ICカードに統一される予定です。
ICカードとは、クレジットカードによく見られるICチップを搭載したカードになります。
磁気カードに比べて偽造が難しく、安全性が高いことから、世界的にICカードに置き換えられる動きが高まっています。
非接触ICカードとは、読み取り端末に直接触れなくても「かざす」だけで決済ができるカードです。
このカードには、ソニーが開発した「FeliCa」という技術が使われており、Suicaやおサイフケータイにも同じ技術が用いられています。
バーコード決済とは、スマホでバーコードを生成して専用の機械で読み取る方式の決済方法です。
QRコード決済も、スマホでQRコードを生成して読み取ることができますが、店舗が用意したQRコードをスマホで読み込んで決済することもできます。
まとめ
日本はまさにいま「キャッシュレス戦国時代」とまで言われており、次々に決済サービスが登場しています。
一通り試してみて、使いやすいサービス、自分のライフスタイルにあったサービスを見つけてみてください。
国も本腰を入れてキャッシュレス社会を実現しようとしているため、ポイント還元や優遇が受けやすいフェーズでもあります。
キャッシュレス決済に苦手意識を持っていた方も、この記事をきっかけにご利用してみてはいかがでしょうか?
※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
いますぐPayPayアプリをダウンロード
2019.07.23
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「キャッシュレス決済」や「〇〇ペイ」といった言葉が急速に普及しています。気にはなっているものの使うきっかけがなかったという方もいるのではないでしょうか?
キャッシュレス決済は、何年も前から身近なところで活用されています。
たとえばクレジットカードやデビットカードをはじめとする銀行口座と連携した決済方法はキャッシュレス決済サービスの草分けです。
電車に乗るときにSuicaやICOCAなどの電子マネーを使ったことのある方も、キャッシュレス決済の経験者といえるでしょう。
しかし、日本のキャッシュレス決済の比率(※)はわずか2割程度。
世界トップクラスの韓国が9割超であるのと比較すると、キャッシュレス後進国と呼ばれざるを得ない状況です。
今回はこれから加速するキャッシュレス決済のメリットと、キャッシュレス決済との上手な付き合い方をお伝えします。
※キャッシュレス決済比率=キャッシュレス支払手段による年間支払金額÷国の家計最終消費支出
目次
●キャッシュレス決済の6つのメリット
●キャッシュレス決済のデメリット
●キャッシュレス決済との上手な付き合い方
●キャッシュレス決済の定義
●まとめ
キャッシュレス決済の6つのメリット
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キャッシュレス決済をするメリットを6つ紹介していきます。
消費税増税後もおトクに買い物ができる
2019年10月に消費税率が8%から10%に増税となりました。
しかしPayPayでの決済なら、お買い上げ金額の最大5%がポイント還元されることをご存知ですか?(※一部対象外あり)
消費税率の引き上げに伴い、日本人の消費需要が落ち込んでしまうことが懸念されています。
そこで、一定期間に限りキャッシュレス決済を行なった消費者にポイントを還元するという事業、「キャッシュレス・消費者還元事業」が2019年10月からスタートしました。さらに、キャッシュレス対応によるお店の生産性向上、消費者の利便性の向上も狙いとされています。
日本では2019年のラグビーワールドカップを皮切りに、東京オリンピック・パラリンピックや大阪での万国博覧会など、世界中から人々が集まるイベントが立て続けに開催されます。
それに合わせるかのように、政府もキャッシュレス決済の推進に本腰をいれると、2018年4月に『キャッシュレス・ビジョン』にて発表しました。
ポイント還元事業は、2019年10月1日~2020年6月30日までの9ヶ月間施行される予定です。
今後日本はキャッシュレス化がますます進むと予測されます。
現金を持ち歩かなくていい
カード、もしくはスマホがあれば、財布や小銭入れに現金を入れて持ち歩かなくてよくなります。
荷物が少ない人ならバッグを持たなくてもよくなるので、利便性が向上しますね。また、財布のスリやひったくりの被害を防げるのもメリットです。
また、スキー場や海など、小物の紛失リスクが高いレジャーシーンでも、キャッシュレス決済が役に立ちます。
スピーディーなお会計
キャッシュレス決済サービスを利用すれば、現金で決済するのに比べ、スピーディに会計を済ませられます。
スマホならポケットなど取り出しやすい場所に入れている方が多いので、出し入れのストレスがないというメリットがあります。
決算履歴がスマートフォン内に残るので、レシートやカードの管理が苦手な人にとっても、スマホで完結する決済サービスがおすすめです。
お金の流れを管理しやすい
キャッシュレス決済なら、決済の履歴がすべてデータ化されるので、家計簿アプリなどに自動で反映されます。手動で家計簿をつけていた方にとっては、手間と時間を大幅に削減できるというメリットがあります。
現金の取引で発生する手数料とオサラバ!
「これから飲み会だけど、現金がない……ATMでお金をおろさなきゃ」
こんな経験、ありませんか?
日中なら100円程度、夜であれば数百円の手数料がかかってしまうことを考えると、「現金をおろす」という行為はできるだけ避けたいものです。
PayPayをはじめとするキャッシュレス決済サービスを使えば、手数料なしで残高をチャージできます。
また、インターネットの買い物を現金で決済しようとすると、代引き手数料や入金手数料などが発生します。
Yahoo!ショッピングやAmazon、楽天の支払いをキャッシュレス決済にすると、手数料を払わなくて済むというメリットがあります。
事業者は現金にまつわる業務が軽減される
事業者にとっては、キャッシュレス決済サービスを導入することでレジ締めなどの現金を管理する業務が軽減されます。
経理作業などの業務が減ることによって、働き方改革にも繋がるというメリットがあります。
キャッシュレス決済のデメリット
お得で便利なキャッシュレス決済ですが、デメリットもあるので把握しておきましょう。
災害時に使えない可能性がある
キャッシュレス決済は、基本的に電気と通信を利用します。
そのため、災害によって停電や通信障害が起きると、決済できなくなる恐れがあるのです。
とくに山奥などでは、固定のWi-Fiの通信障害によってキャッシュレス決済が利用ができなくなるトラブルも起きています。
でもスマホを使ったQRコード決済なら、消費者のスマホの電波さえ通じていれば決済が可能です。
クレジットカードのような固定回線が必要なものよりも、スマホを使ったキャッシュレス決済サービスの方が、災害に強いといえるでしょう。
お金を使っている感覚が薄まる
キャッシュレス決済は、手元に現金がなくても支払いができるため、ついつい使いすぎてしまうケースもあります。
とくにポストペイドだと、所持金以上の決済をしてしまい、精算ができなくなるトラブルも起きています。
使えるのは加盟店のみ
キャッシュレス決済は、サービスを導入した加盟店でのみ利用が可能です。
店によってクレジットカードは使えるけど、電子マネーは使えないなど、使えるサービスも異なるため、事前に確認しましょう。
現在、キャッシュレス決済を導入している店舗は急速に増えています。
とくに都市部では使えるお店が多いので、お会計のときに
「PayPay使えますか?」
と聞いてみてくださいね。
チャージしたら再現金化しにくい
プリペイドの場合は、何度もチャージするのが面倒で一度に多額の現金をチャージをする方もいますが、一度現金をチャージすると再現金化しづらいので注意が必要です。
いまでも現金が必要になる場合もあるので、必要な現金は手元に残しておきましょう。
事前の準備が必要な場合がある
従来は、審査や書類の手続きが必要なキャッシュレス決済手法がほとんどでした。
発行すればすぐに使えるものの、発行までの時間がかかってしまいがち。
しかしアプリ型のキャッシュレス決済サービスなら、AppStoreやGooglePlayからダウンロードをし、銀行口座と連携させるだけで利用が開始できます。
筆者も実際に銀行口座と連携をしてみましたが、想像していた10倍簡単でした。
「どうせ本人確認書類を受け取らないとダメなんでしょ」
「どうせ銀行に行かないとダメなんでしょ」
と思っていたのですが、自宅のベッドで完結したのでとても驚きました。
キャッシュレス決済との上手な付き合い方
デメリットも踏まえて、キャッシュレス決済との上手な付き合い方も、しっかり覚えておきましょう。
自分がよく行く店舗の決済方法を把握しておく
自分がよく行く飲食店やスーパー、ショップが導入しているキャッシュレス決済サービスを把握しておきましょう。
クレジットカードによっても、使えるブランドと使えないブランドがあるケースもあるため、細かく調べることが重要です。
お財布の中に千円札を数枚持っておく
001_03
日本はまだキャッシュレス化が進んでいないため、必ず現金は持ち歩くようにしましょう。
たまたま立ち寄った店が現金しか使えない場合もあれば、突然通信障害が起きてキャッシュレス決済サービスが利用できなくなるかもしれません。
いざというときのために、現金を数千円は持ち歩くのがおすすめです。
ポータブル充電器を持ち歩く
スマホ決済を多用する方は、ポータブル充電器を持ち歩きましょう。
当たり前ですが、スマホの電源がなくなればスマホ決済ができなくなるからです。
また、いざというときのためにクレジットカードや、電子マネーカードなど、バッテリーを必要としないキャッシュレス決済も用意しておくといいでしょう。
キャッシュレス決済の定義
キャッシュレス決済とは、現金を用いない決済方法の総称です。
2016年ごろまではクレジットカード決済が主流でしたが、デバイスやテクノロジーの進化により、手法は多岐に渡っています。
PayPayのようなQRコード決済サービスも、キャッシュレス決済のひとつです。
キャッシュレス決済にどんな種類があるのか、「精算のタイミング」と「インターフェース」の視点から簡単におさらいします。
キャッシュレス決済の種類:精算タイミング
キャッシュレス決済は、精算のタイミングによって、次の3種類に分けられます。
●前払い(プリペイド)
●即時払い
●後払い(ポストペイド)
キャッシュレス決済の種類によって、決済のタイミングと精算のタイミングが一致しない場合があります。
たとえばクレジットカードの場合、口座から預金残高が引き落とされるのは翌月以降になります。QRコードを使ったPayPayや交通系ICカードSuicaのように、あらかじめ現金をチャージして、後から決済するタイプは前払い(プリペイド)です。
サービスによって精算のタイミングが異なりますが、同じサービスでも精算のタイミングが選べる場合があります。
キャッシュレス決済の種類:インターフェース
インターフェースとは、決済時にどのような方法で決済を読み取るか、という違いで次の5つに分類されます。
●磁気カード
●接触ICカード
●非接触ICカード
●バーコード
●QRコード
磁気カードとは、クレジットカードのように裏面に黒い帯がついているカードのことです。
この帯にはカード情報が収納されており、専用の機械で読み取ることができます。
しかし近年、磁気カードのスキミングが多発しており、磁気カードは2020年までに廃止され、接触ICカードに統一される予定です。
ICカードとは、クレジットカードによく見られるICチップを搭載したカードになります。
磁気カードに比べて偽造が難しく、安全性が高いことから、世界的にICカードに置き換えられる動きが高まっています。
非接触ICカードとは、読み取り端末に直接触れなくても「かざす」だけで決済ができるカードです。
このカードには、ソニーが開発した「FeliCa」という技術が使われており、Suicaやおサイフケータイにも同じ技術が用いられています。
バーコード決済とは、スマホでバーコードを生成して専用の機械で読み取る方式の決済方法です。
QRコード決済も、スマホでQRコードを生成して読み取ることができますが、店舗が用意したQRコードをスマホで読み込んで決済することもできます。
まとめ
日本はまさにいま「キャッシュレス戦国時代」とまで言われており、次々に決済サービスが登場しています。
一通り試してみて、使いやすいサービス、自分のライフスタイルにあったサービスを見つけてみてください。
国も本腰を入れてキャッシュレス社会を実現しようとしているため、ポイント還元や優遇が受けやすいフェーズでもあります。
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