素晴らしい平凡な日々

母:パートタイマー&父:よきパパ&娘:7歳&息子:5歳
の日常を綴った日記です

わんわん、さようなら

2007-09-24 14:39:28 | 夫とか親戚とか
あまりこのブログには登場しませんでしたが、父の祖母(娘の曾祖母)は犬を飼ってました。

その犬が一昨日亡くなりました。

生まれたてを貰って14年半。相当のおじいちゃん犬で、
3年前に嫁に来た私は、最後まで家族として覚えてもらえなかったので、
母は全くといっていいほど交流はありませんでした。

彼(犬)は番犬の名にふさわしく
知らない人がいると吠え(母は吠えられ続けた)
自分のエリア内に入り込むと咬みつく、立派な番犬でした。

母は、一度目は新婚旅行に旅立つその朝、
二度目は妊娠初期に彼に咬みつかれました。

一度目は内出血だけだったのでそのまま旅立ちましたが、挙式の翌日だったので
「実はおばあちゃんに家族として認められてなくて、それを察した犬が咬みついたのかしら・・・?
と自信をなくし、
二度目は流血沙汰になったのですが、妊娠初期のため化膿止めの抗生剤が飲めずに
「もし子供に何かあったら離婚だわ!
と覚悟を決めたものでした。
二度とも痕が残ってます

当然子供達は犬に触れることなく今まで過ごしてきました。
(息子は分かってないと思うけど)
多分娘は「犬は近寄ったら危ないもの」と認識してると思います。
近づくのを親戚一同全力で阻止してたから。

でも、娘にとっては慣れ親しんだ存在で、ここ数日ぐったりしていた彼に
「わんわん、痛い痛い?」
と心配そうに話しかけ、いなくなった今、
「わんわん、痛い痛いだから病院に行ったの?」
と周りに聞いてきます。
その度に「わんわん死んじゃったの。遠いお空に行っちゃったんだよ」
と説明してますが、まだ理解はできないようです。

というか、実はペットの死は初めてではないものの、母は身内の死を経験したことがないので、こういうときの感情のやり場には困ってしまいます。
なので娘にもどう説明していいのやら、途方にくれてます。

彼が死んだとき、母と子供達は母の実家に泊まっていて、その姿を見ていません。
帰った時にはもう埋められた後でした。(最近暑かったしね)
それがどうしたって気もしないではないですが・・・

なんか、支離滅裂になってきた気がしますが、彼とは険悪な間柄だった母もそれなりに寂しく思ってるみたいです。
父や父の実家のみなさんはもちろん、もっと寂しく哀しく思ってる事でしょう。
みんな、多分娘も、彼のことは忘れません。
(ごめん、息子は無理

わんわん、天国でゆっくり休んでね。