諏訪湖畔に建つ/《片倉館》 (1)

2014-06-21 19:04:50 | 71歳/2014年

富岡製糸場/ 寄贈

片倉工業

「片倉館」/ 日帰り天然温泉

イギリス式洋風建築

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片倉館

片倉財閥(片倉工業)

温泉大浴場/サウナ.....片倉同族の同志より基金80万円(現在の数十億円)を集め「片倉館」の建設が諏訪湖畔に始まりました 昭和3年10月(1928)念願の文化福祉施設が完成した ほぼそのままの姿で 「片倉館」は現在に残りました(国指定/重要文化財)

 

設計者は/松山松之介.....東京大学造形学科を卒業 明治39年~大正10年まで多くの官庁建築を手がけた 日本では聖心女子大学パレス~両国公会堂~新宿御苑~台湾総督府などあります

 

明治初期/ 「製糸業」を起こし.....シルクエンペラーとして世界に知られる一大コンツェルンを築きあげた片倉財閥(同族会社) 総業50周年の記念事業として昭和3年、地域の人々のため「温泉保養施設&開館棟」を諏訪湖畔に建設した 「会館棟」はイギリス式洋風建築/木造2階建て 「開館棟」は講演会や各種会合ができる施設

 

岡谷で製糸業を興した/ 片倉工業.....ニ代目/片倉兼太郎は、大正末期ヨーロッパ~北米などへの視察旅行に行った その先で地域住民への福祉施設が大変充実していることに感銘を受け、地元の諏訪地方にも福祉施設(温泉大浴場)を作った

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片倉工業「富岡製糸場」 

を富岡市に寄贈

明治政府(官営)→三井/原 合名会社

→片倉工業(株)へ変遷 

日本の近代産業のシンボルだった 

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諏訪市文化財

 国指定/ 重要文化財) 

温泉施設「片倉館」

 1928.10(S.3)竣工

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片倉館.....当時日本の代表的製糸業者/片倉家が、地元の人々の福祉施設として建設した温泉浴場です 建物は日本の浴場ではまれな西洋風に設計されました 尖塔と煙突、傾斜の強い屋根は非対称の美を表現しています ヨーロッパの古都を思わせる風格があります

 

内部は動物意匠の装飾.....ステンドグラスのはめ込み童話風の趣があります 建物の基礎は湖岸の軟弱地盤に適する工法が採用されました 今日まで耐震性の強さを証明しています

 

設計者は…森山松之介   台湾総督府などの建築を手がけた昭和初期の建築家です

 

温泉施設/ 片倉館

千人風呂

ロマン漂う洋風建築

 諏訪湖畔に建つ 

ステンドグラス仕様

 

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片倉工業は

「富岡製糸場」富岡市に寄贈

「片倉館」 所有

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 「片倉館」

  諏訪市文化財 

   2014.5.30(金)

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