満員電車の車窓から・・・

今朝は１０時にはお客様がいらっしゃるので、
８時前には家を出たのですが、
それにしても通勤電車というのはなんであんなに混み合い、
かつ遅いんでしょう。

東横線の通勤特急なんて、
中目黒の駅近くまで来ると必ず一時停止です。
場合によっては、特急が停まらない一つ手前の祐天寺駅のホームで一時停止です。
僕が親切な車掌ならサービスでドアを開けて、
祐天寺駅のホームで次の各駅が来るのを待っている客を
乗せてあげちゃうところですけどね。

東横線だけではありません。池上線を使って五反田に出る時も然り。
終点の五反田駅の一つ手前の大崎広小路駅の直前で必ず一時停止です。

ということは、通勤時間帯はそれだけどの電車もかなりの過密ダイヤで運行され、
かつそのダイヤ通りには運行されていないということです。
でも、そうかといって運転本数を減らすと、
こんどは全体の輸送力が減って、
乗れない客が出たりして駅も大混乱になってしまうわけです。

僕は、毎度思うんですが、
この途中のいつも決まって電車が停止する地点のすぐ横にある家の人は、
非常に迷惑しているでしょうね。
だって、満員電車の中から家の中を覗かれたり、洗濯物を観察されたり・・・
「ああ、ここんちの家族は汚いパンツはいてるなぁ」とか、
「ここんちのテレビ、今どき白黒だぜ・・・」とか、
「家ん中もっと片付けろよ」とか、
もうこうなると公然とプライバシーの侵害が行われているといえます。
もし僕がその家の住人ならば、安穏として暮していられない気分です。

でも、もともとそこに持ち家があるなんていうと、
引っ越そうにも引っ越せないわけで、
これはもう東急電鉄に文句をいう以外どうしようもありませんが、
かといって、東急だって意図的にその地点で停めているわけではないですから、
文句をいわれてもひたすら「そんなの関係ねぇ」と、
突っぱねるしかないでしょうけどね。

思うに、これ、一時停止した満員電車の中から外を見ていたら、
どこかの家の一室で殺人が行われていた・・・なんていうと、
それだけでちょっとしたサスペンス小説になりそうですけど・・・。

ま、てなことを満員電車の中で人の波に押しつぶされながら、
あれこれ考えて乗っているうちに、
今朝も「途中駅混雑のため電車の到着が５分ほど遅れましたことを
深くお詫び致します」という車内放送が流れ、
無事（でもないけど）渋谷駅へ到着。
「ま、しょうがないか」と今日も許してしまう僕でした。


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