ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「そして1年が経った。」

2024-05-22 21:00:05 | 日記

もしツラくても、とりあえず1年間はやってみようと思って現在の職に就いてから、今日で丸1年となりました。

あの時、自分への就職祝いとしてタナカワークス社のエアガン「M36 トラヴィスモデル」を買いましたから、こないだ届いたモデルガン「M10 大下勇次モデル」は結果的に“自分への1周年祝い”って事になります。

いや〜ホント、よくぞ続いた! たかが1年、されど1年!



何度も落ち込んだし、腹が立つこともいっぱいあったけど、「辞めたい」とは一度も考えませんでした。

「探せばもうちょいラクな仕事があるだろうに」とは今でも思うけど、仕事そのものにやり甲斐を感じてるし、何より人間関係に恵まれたのが大きかった。(介護職は初めてだから他所との比較は出来ないけど)

一方で長年務めてた同僚や、私の後から入ってきた同僚が何人も辞めてますから、これはもう相性の問題かも知れない。VRおじさんじゃないけど職場に居心地の良さを感じつつある今日この頃です。

前の職場は16年務めたけど、そういう感覚にはならなかったなあ。辞めた直後はさすがに寂しかったけど。



団塊世代の男性入居者だけはホントどいつもこいつも、相変わらず横柄で口汚くて大嫌いだけど、最近は私も堂々と対応したり聞き流せるようにもなって、そうすると向こうも何となく一目置いて引いていく。

とにかく彼らは、偉そうにしたり喧嘩したりが男のステイタスとされた時代を生きて来て、そういうのが根っこに染み付いてる上に認知症だから、いくら注意したところで直りはしない。

マトモに相手してたら無駄なストレスを溜めるだけだから、無視するに限る。そのテクを習得するのに時間がかかりました。

女性利用者が相手だと平気なんですけどね。厄介な人も多々いるけど、不思議と腹は立たない。

ちなみに私が勤めてる施設は「特別養護老人ホーム」で、大半の利用者が「要介護3」以上。認知症だったり車椅子生活だったり寝たきりだったりで、いつぞや石坂浩二さんが主演された昼ドラ『やすらぎの郷』みたいにのんびりした場所とは全く違う、修羅場の世界です。

けど、だからこそやり甲斐がある。言わば家族から見放された人たちを受け入れ、最期の刻まで支えていく仕事だから、とにかく「誰かの役に立ってる」感がハンパない。利用者やその家族だけじゃなく、人手不足に喘ぐ同僚たちにも「ただ出勤するだけ」で役に立てる。

そこに喜びを感じるのは人間の本能だと思うんだけど、世の中には人を平気で騙したり殺したりする輩も無数にいる。こんなに両極端な性質を持ち合わせた生きものって、たぶん他にはいないでしょう。



かくも人間ってのは厄介な生きもので、だから自殺者も絶えないワケだけど、めでたく介護職1周年を迎えた今の自分は、やっぱ簡単に死ぬもんじゃないよなあと思ってます。

出来るだけ人と関わらない仕事を探してた筈なのに、今は沢山の人と関わるのが(少なくとも1年前よりは)楽しくなってる。だから、それと似たような変化を主人公が辿る『VRおじさんの初恋』に“どハマり”したんでしょう。

そんなワケで、まあ体力がどこまで保つか分からないけど、やれる限りは続けて行こうと思ってます。

コメント (4)
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