ミヤマガマズミの樹形。スイカズラ科ガマズミ属。
山地の林内~林縁に生育する落葉低木、樹高は2~4mほど。
「深山ガマズミ」で近縁のガマズミより寒冷地に適し、北海道では日本海側に分布する。(ガマズミは太平洋側)。
ミヤマガマズミの冬芽。
ミヤマガマズミの冬芽は長卵形で赤紫色の芽鱗2対に包まれる。
葉痕はV字形~三日月形で維管束痕は3個。その3個の維管束痕が人の顔の眼、鼻に見え、冬芽と併せると赤紫色のキャップを被った小人に見える。
ミヤマガマズミの芽吹き。
芽鱗を開いて白い毛を密生した葉を拡げていく。この毛は早落性で展葉後には落ちてしまう。この毛は恐らく防寒用で、越冬後には不要になるらしい。