ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『医者 井戸を掘る』

2020-02-09 20:52:44 | 
 風邪が治らない。新型肺炎が話題の昨今、咳をするのはすごく肩身が狭いので常にマスクを着用。すると、お友達が「マスクのつけ方が間違っているよ」
 なんでも、菌がたまらないように上の部分のプリーツの溝が下向きになるように。ゴムの付け根が見える方が外側になるようにと。「ゴムの付け根が見える方が裏じゃないの?」と聞くと「ゴムの付け根が外にあることでマスクの端をきっちり押さえる」なるほど。
 職場で中国からの船が足止めされているので、商品の入荷が遅れているという。月末がめっちゃくちゃ忙しくなるのではないかと心配。

『医者 井戸を掘るーアフガン旱魃との闘い』 中村哲 石風社
 大仏破壊、同時テロ、そして報復。……混迷窮まるアフガニスタン。そこでは戦乱と大旱魃の中で400万人が餓死線上にあった。現地で六百本の井戸を掘り、大旱魃と闘い続ける一日本人医師の緊急レポート。
 先日、アフガニスタンで銃撃され亡くなられた中村哲さんの本。あくまで地元の人に寄り添う姿に感銘する。安全な地域にいてあれこれ好き勝手に言うのではなく、現場主義に。
 そして、補助金を食い物にする団体に怒りを覚えた。困窮する人を食い物にする人に。行動できずに寄付するのならば、きちんとお金が地元に届く団体を選ばないといけないと思った。公的な機関でさえ、安心できない。
 だが、レポート調なので、やや読みにくかった。
 今年は暖冬で、ちょっと冷え込むと「寒っ」と文句を言ってしまう。でも、この本で山に雪が積もっていないと、雪解け水がなくて夏に旱魃になるのではないかと心配する場面が出てくる。雪解け水がもたらす恵は、日本も同じ。やはり、冬は冬らしくないといけないな。

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