ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

父の入院

2018-10-20 15:04:04 | 日記
 母から電話で父が入院したと聞く。脳梗塞らしき症状で救急車を呼ぶと、倒れてから時間が経っているようだと救急隊員がドクターヘリを要請。ドクターヘリ!?それを聞いた時は、「山Pおった?」なんて冗談は、もちろん浮かばず、「ドクターヘリって身近にあるんや~」とただただビックリ。結局、ドクターに点滴だけしてもらい、かかりつけの病院があるならばそちらがよいということでドクターヘリには乗らなかったらしい。
 今は、観察室に入り、面会は10分だけらしく、看護師さんに「毎日来なくていい」と言われたらしい。倒れた直後よりは、容態もよくなり、今日からリハビリをするとか。
 周りの協力で仕事の休みがもらえそうなので、行こうとするが「来なくていい」と言われる。「来てもすることないから。面会も10分やし」11月の中旬に子どもと行く予定が前々からあったので、その時でよいと言う。「でも・・・」と言っても「来んでいい」と母は頑なである。
 そうは、言っても近所に住む親せきが車を出してくれたり、手続きを手伝ってくれたりと、とてもよくしてくれている。それなのに、娘が遠いからと行かなくてもいいものか。私は、親のことを何もせずに、本を読んだり、美術館に行ったりして、よいものか。
 すると、母が近所に住む親せきのお嫁さんの話をした。彼女は、離れて住む親のことは一緒に住む兄弟に任せ、近くに住むお年寄りの世話をすることにしたと言う。回り回ってということだろうか。それを聞いて「ありがたい」と母は言う。
 それならば、私も近所の小学生に本を読むことで楽しい時間を分かち合うことができる。イタリアの昔話「やせためんどり」(『子どもに語るイタリアの昔話』剣持弘子再話・訳 こぐま社)を語り終わった時、子どもたちが目をキラキラさせて「めんどり、かしこ~(賢い)」と言うこと。『あひるのピンのぼうけん』(マージョリー・フラック文 まさきるりこ訳 瑞雲舎)を読み終えた時に子どもたちが見せるホッとした顔。私も少しは役に立っているだろうか。
 両親が親切を受けた分、私が誰かに親切にすることで、両親に親切にしてくれた人々に回り回って幸せが届きますようにと願わずにはいられない。 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「川喜田半泥子を育てた名品」 | トップ | 『トレバー・ノア 生まれた... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事