「横尾忠則展」「郷倉和子 百年の梅」

「横尾忠則展　カット＆ペースト　切った貼ったの大立ち回り」2015.4.18～7.20　横尾忠則現代美術館
好き嫌いが別れるだろうなあ・・・。ちなみに私は結構好きです。
２階は絵画の展示です。キャンバスを裂いて編んだり、ねじったりしたものに絵が描かれています。それが漫画のコマのようになって、いろいろな絵が描かれます。多層的、重層的になって見えるので、近くで見るのと離れて見るのとでは、印象が違います。
「見えざる助力者」「夕刻より来たりて」が好みです。作品の上に赤いハイヒールがのっている作品もあります。
３階はテクナメーションの展示。テクナメーションの説明は難しいです。滝など水が流れているように見える仕掛けです。これも近くで見るのと離れて見るのとでは、印象が違います。「天使光線」「地の鼓動」が好みです。ここは、別世界。異空間な感じです。
人が全然いないのでゆっくりできます。

横尾忠則現代美術館４階から六甲山を望む　レンガの建物は神戸文学館

「百歳記念展　郷倉和子　百寿の梅」2015.3.7～5.10　香雪美術館
2014年11月16日に100歳を迎えた現役の日本画家 郷倉和子さんの作品展です。「表現を梅に託した日本画家」というキャッチコピーどおりに梅の花で一杯です。
私は白梅紅梅の描かれた「春暁」、梅と雀の描かれた「春に遊ぶ」が好きです。直線的な家屋と曲線的な梅を大胆な構図で描いた「静日」も印象的です。2014年に描かれた富士山と梅の「朧々」は、あっぱれと言うしかありません。
小さい美術館で作品も４０もないので、すぐ見終わります。

「春日蜿々」（はるひえんえん）上が白梅　下が紅梅
私は白梅の方が好みです。