ささやかな幸せ

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「小杉武久 音楽のピクニック」

2018-02-08 16:32:31 | 美術鑑賞
「小杉武久 音楽のピクニック」 2017年12月9日-2018年2月12日 芦屋市立美術博物館
 「Artscape」のサイトでおススメなので行ってみた。
 


 小杉武久さんは、知らなかったが、よかった。音楽会があったら、行ってみたいな。ポスターなどの資料は、デザインがお洒落。時々、オノヨーコや谷川俊太郎などの名前があったりする。
 圧巻は、やはり作品。吹き抜けや通路に展示してあり、1階から見たリ、2階から見たり、近くで見たり、吹き抜けを隔てた反対側の通路から見たリと立体的に楽しむことができる。

《Mano-dharma,electronic》 波の映像をバックにラジオや受信機が糸からぶら下がっている。扇風機の風でそれらが揺れる。不思議な感じなので、ずっと見てたら、ちょっと気持ちが悪くなってきた。
《Dual Music》 茶色の薄紙の中でライトがぼんやりと光る
《Interspersion for Light and Sound》 アクリルケースの中に入っている白い砂(と思ったら、砂糖だった)から、音が鳴ったり、ピカッと光ったり。鳴き砂を思い出した。私の一番好きな作品。
《Illuminated Summer Ⅱ》 キュウキュウと音が鳴り、光が点滅している。遠くから見ると、赤い光は回転灯のようでもあり、燃えているようにも見える。寒色の光は、ネオンのようでもあり、古い冷蔵庫の中の光のようでもあり。
《Heterrodyne Ⅱ》 扇風機が二台回っており、扇風機から音が響く。扇風機の影、扇風機の風、人がしゃべっているようにも聞こえる音。すべてが、かけがえのないごちそう。
《Light Music Ⅱ》 金網のかけられたテーブルの上でたくさんの電子回路がプップッとかギッギッとかピーピーと鳴っている。どうやって、こんなことができるのか、こんなことを思いつくのか。スゴイなあ。
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