『本と鍵の季節』 米澤穂信 集英社
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
おもしろかった。骨太な感じがいい。本好きならば、「あのことだよね?」とクスリとするところも。
中ほどで、松倉君のブラックな面が垣間見え、ちょっとゾゾッと背筋が寒くなる。そして、一気にラストへ。ラストはほろ苦いけれども、先をそれぞれ考えることができるのがよい。私は、明るい未来を考えた。
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
おもしろかった。骨太な感じがいい。本好きならば、「あのことだよね?」とクスリとするところも。
中ほどで、松倉君のブラックな面が垣間見え、ちょっとゾゾッと背筋が寒くなる。そして、一気にラストへ。ラストはほろ苦いけれども、先をそれぞれ考えることができるのがよい。私は、明るい未来を考えた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます