おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

思いがけないお客様  ~ミセス・オールドローズ?

2011-12-19 23:05:37 | 今日の庭

鉢植えのクリスマスローズが、蕾をどんどんもたげて、開花し始めています。

  

この鉢は、去年の冬、唯一クリスマスに咲いてくれる品種、ヘレボルス・ニゲルが、欲しくて求めたものです。

  

今年は、夏の暑さに耐え、急激な冷え込みで、11月頃より早めに蕾を株もとに準備し出していました。

純白のうつむいて咲く花が可憐です。

 

先日の出来事、12月5日だったと記憶しています。

ピンポーン、と玄関のインターホンが鳴りました。

出てみると、緊張した声で、バラの話が聞きたいという女性が訪ねていらっしゃいました。

最初はびっくりしましたが、我が家はあまり塀で囲っていない、オープン外構なので、

庭仕事をしていると、通りがかりの植物好きな方に、よく声をかけられるんです。

 

彼女は、すぐ近くに家を新築し、庭の外構工事前で、バラの苗をたくさん購入したんだけど、

何事も初めてで、色々と聞きたいとのことでした。

私の今までの経験の中で、役に立ちそうなことを、いろいろお話してみました。

我が家の庭の前を通って、バラや植物の状態に興味を持ってくださっての来訪でしたので、

とても嬉しくて、初対面にもかかわらず、話が弾んでしまいました。

彼女は、原種に近いオールドローズに興味があるらしく、

我が家はイングリッシュローズ(オールドローズとモダンローズの交配から生まれた)も多いし、

果たして私の話はお役にたてたかな~?なんて、彼女が帰った後で思っていると・・・

 

夕方、またピンポーンの音がして

小さな花瓶に、ありったけのバラの種類を届けてくださいました。

二度びっくり!!

彼女のバラたちは、まだ小さな株ばかりなのに、惜しげもなくバラの蕾を贈られて感激でした。

 

しかも、マスキングテープで丁寧にバラの名前が・・・

あんまり可愛らしいので、写真に収めてみました。

11種類もありました。

 

 

私の知らないオールドローズがいっぱいでした。

一つ一つが可憐で、ほわっとした感じ、あまり強く主張しすぎないバラ・・・といった感じでしょうか。

小さな株のうちは、花茎も短めなので、丁寧に水切りしてみたら、

 

次の日になると、こんなに大きく開く品種もありました。

レディー・ヒリンドンと、エンジェル・キャンプティーでいいのかな?

彼女のことは、かってにミセス・オールドローズさんとお呼びすることにしました。

彼女が招待してくださったお宅は、まだ訪ねていませんが、

なかなか私にはない行動力や馬力のありそうな方、仲良くなって、色々と教わりたいです。

こんな出会いってありそうで、なかなかありませんものね。

  

きれいな花びらや、バラのネームタグは、大事にします。

ほんとうにありがとう