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「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

牧野植物園  ~続き、ナンジャモンジャ?

2010-05-17 14:29:53 | お出かけ
牧野植物園の、続きです。
この時期、植物園の案内では、ミヤマキリシマツツジが見ごろとのことでしたが、
残念!もう見ごろは過ぎて、ちらほらと・・

      
可憐な、小さなツツジです。
盆栽仕立ては、立派です。
昔、母がクルメツツジを、チューリップと春の花壇に植えていたのを思い出しました。

ミヤマキリシマの群生の見晴らし台から、代わりにこんなものが見えて・・・

動物好きの観光客の皆さんは、大興奮でした。
シラサギ?の砦(ねぐら)なんですかね~。
おびただしい数の鳥達が、ギャーギャー鳴いていて、すごい迫力でした。


しばらく進むと、また見慣れぬ植物が。
       
トビカズラですって。
存在感は、ありますが山野の緑の中で、ひと際違和感があるくらいの強い色と形です。
まだまだ知らない草木が、いっぱいでわくわくしますね。
遠くから見ると、ブドウの絵みたいに見えますが、近づくと、かなりグロテスクな感じです。


次は、バラ園です。
       
バラを見ると、思わず我が家の庭のバラたちが気になりますが・・・
ここ、南国土佐で、バラを咲かせるのは、静岡県よりさらにご苦労がたくさんありそうです。
高温多湿、虫達がいっぱい、台風の通り道などなど・・・
         
一重のバラもいいですね。

                    




私が、一番いいなと思ったのは、やはり、しだれるノイバラ系のバラです。
緑の多い牧野植物園には、とてもマッチしている気もします。
日本の気候にも、無理のない強健なバラです。



さて、バラ園を過ぎると、白い大きな木が・・・???
       
ヒトツバタゴです。
モクセイ科。長野、岐阜、愛知の一部、対馬、朝鮮、台湾、中国大陸の一部に自生。
何の木か名前が解らなかったため、ナンジャモンジャと呼ばれていた。と解説にありました。
皆さんは、見たことおありでしたか?
私は、初めて見たので、大感激でした
園内の植物好きのお客さんたちも、しばし時を忘れたかのようにうっとり・・・
真っ白な糸のように細い花びらが、葉の上にふわふわと無数に咲いていて、それはみごとな様です。
天国には、この木が咲いていてほしい・・なんてバカなことまで考えてしまいました。


次は、2010年春にリニューアルオープンしたばかりの、南園温室へ。
            
入口は、天上から、光が差す構造。ジブリアニメっぽいと、若者が言ってました。
サボテンも、植えられて間もないので小さめ。
コチョウランは、どうしても祝リニューアルみたいに見えてしまいますが、とても大きな株です。


       
左はアセロラの花。可愛い形。
私が気にいったのは、噴水のカーテンに大騒ぎの子供達。
子供って、噴水と見るや、なんであんなにハイテンションになっちゃうんでしょうね~
特に男の子は、大興奮で、ほんとに可愛いな~


パラグアイオニバスです。
これもまだ小さく、とても葉っぱの上に人が乗れませんでした。


温室から出ると、だんだん閉園時間が気になりだします。帰りのバスも、あと二本だけしかありません。
足早に進まねば
       
石灰岩植生園には、水辺の植物や、カキツバタ、ハナショウブの類が。
水辺は、癒されますね。

      
左は、ヤブデマリ、我が家にあるオオデマリの自生種。
右は、名前を忘れましたが、シャクヤクかボタンの類です。とても鮮やかな色です。


牧野富太郎像。植物の妖精みたいな像で、少し笑えました。
先生の左上方に見えるのが、例のヒトツバタゴです。
多分、先生もお気に入りなので、いつも眺めて居られるところに植えられたのでは?
若い苗木も数本この辺りに植えられていました。

       
最後に、ヒトツバタゴを、もう一度。
牧野植物園全体や、先生の記念館にも感激でしたが、この木に会いに来た気がしました。
ありがとう。
そう言って、五台山を、バスで下山して、高知市内に戻りました。






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