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「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

2010.5.3.母の三年祭  ~土佐久礼2日目

2010-05-14 19:45:21 | お出かけ
母の三年祭当日です。
前日から、準備しておいた祭壇の前に、
叔父夫婦、兄夫婦と姪、従兄弟たちと私という親族だけの慎ましやかな式ですが、
土佐の八幡神社の神主さんが、叔父宅に来てくださり、午前中厳かに行われました。
母の魂が安らかにあるように、祈っていただきました。
その後、納骨堂や、代々のご先祖様が眠るお墓にお参りして終了となります。

この、土佐のお墓というのが、小さな山の上にあるのですが、
80歳を超えた叔父夫婦は登るのが何年か前より無理になる位の山です。
この地方では、お墓というのは、山の上に作るもので、位の高い人ほど神様や天上に近い場所に葬ったようです。
この日のために、主に墓守りをしてくれている従兄弟のSくんは、
二日がかりで山の道や墓周りを草取りしたりきれいにしてくれたようで、本当に感謝です。
5月だというのに、やぶ蚊が、たくさんやってきて、神式なのに、蚊取り線香の香りの中、お参りしてきました。
本家なのと、祖父が懐の深い人だったので、この山には、遠縁の人たちや、無縁仏となった人のお墓も一緒に眠っているようです。
代々続いたお墓を前にご先祖様や、急に逝ってしまった母のこと、残された父のことなど
様々な思いが、胸に去来します。


お墓に登る山道にこんな植物が・・・ナンバンギセルみたいな類の植物ですかね。
さすがに、お墓は、個人情報もあり、この場に来ることが叶わなかった父のためにだけ写真を撮りました。
この植物は、なんだか真っ白で透き通っていて、亡くなった人たちの御霊を、連想させます。



三年祭が、終わって昼食を取った後、また中土佐町久礼を義姉と姪と三人で散策です。
       
土佐久礼の八幡宮です。
海のすぐ近くにあり、漁師町なので、海難事故から守っていただくためや、かつをの大漁を祈ってか、
新しいかつをの絵を描いたものが、奉られていました。

面白いものを発見しました!!
       
「厄ぬけ石」と書いてあります。
この石は、かなり古そうなんですが、以前からあったのか不明・・
看板の文字も、最近増えた観光客目当てに、やたら親切です。
姪っことやってみました。(写真のモデルは姪、Aちゃん、ごめん
私も、何とか通れて、ホッ・・
この穴を、通って、目の前にあるご神木に手を合わせて祈ると、完璧な?厄除けらしい。
               
               そして、ご神木は、やはりりっぱな楠木です。


その後、神社の近くの大正町市場を、ぶらぶらしました。
       
たぶん観光課の若手の手で、少し今風にレトロな感じにしつらえられていましたが、
おいしそうな魚や、郷土料理や、淡麗辛口の土佐久礼の地酒など、
のんべいの夫と娘も、連れて来てあげたい楽しさでした。

        


明日は、兄家族も、龍馬高知空港から帰途に。
私も、高知市に移動して、もう一泊。
土佐久礼の海に、もう一度お別れを。
               
               今日も快晴で、静かな海では、何かバケツに採っている家族連れや、犬の散歩の人たち・・のどかです。
               後日、父に写真を見せたら、このテトラポットは、以前はなく、もっときれいだったよ・・とのことでした。
               いっぱい泳いでいたんだろーな~


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2 コメント

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Unknown (はと)
2010-05-20 10:57:57
神式は三年祭をおこなうのですか。お疲れ様でした。
厄抜け石とご神木、私も最近へまばかりしています。身から出たサビではあるけれど・・厄おとしたいです~
白い植物は以前子どもの図鑑で見たような・・本当にはえているのですね。確か寄生植物?
不思議な形と真っ白な色が神秘的ですね。
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はとさんへ (はっぱ)
2010-05-20 23:24:12
三年祭は、正しくは忌年祭?とかいうらしいです。
慌ただしく急に決まって、出掛けることになりましたが、母が亡くなって三年、なかなか色々あって、ゆっくり振り返る心のゆとりが、ほんとになかったな~なんて、気持ちに一区切りすることが出来ました。

厄落とし、うまくいったかな~。
はとさんは、いつもみんなのために頑張っているので、自然と厄落としされていくと思いますよきっと。

白い植物は、木の根に寄生しているのかな?そうそう、私も図鑑で見たお方・・と思いました
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