職業魂

午前４時４０分に目が覚る。「福音の光」を聞いた後、起床する。大阪城に向かう大阪府警の東側出口の前の舗道上には、３０名位の報道陣と道路には１０数台のタクシーが待機していた。６時前と言うのにご苦労なことと思った。雨上がりの城内は静かな佇まいであった。今朝も、元気に合唱する。証城寺の狸ばやし、ふるさと、海、花、大きなノッポの古時計、星の界、フニクリフニクラ・・・最後、いつかある日の１０曲合唱する。
ラジオ体操を終え帰路につく、西の丸庭園の前で手袋の片方が無いのに気付き引き返す。途中、合唱仲間にすれ違い、訳を聞かれ手袋の紛失を告げると、手袋だったら櫻門にあったと教えてくれた。門にいくと、門柱に挟んであるのを発見する。多寡が安物の手袋であるが、もったいない性の私のことやれやれであった。
帰りの大阪府警の例の東出口は依然として多くの報道陣が待機していた。相当な大物を待っているのだろう。と思ったが夕刊を見ると、消費者無視の事故米を販売した「三笠フーズ」の社長冬木容疑者を撮るためであったと納得する。それにしても午前９時２２分に府警到着したと書かれていたが、あれからも待機していたのかと思うと、仕事とは言えご苦労さまである。