歴史とドラマをめぐる冒険

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麒麟がくる・金ケ崎の戦いはどう描かれるのか・予想

2020-05-06 | 麒麟がくる
信長が足利義昭を奉じて上洛するのが1568年の終わり頃、その一年半後の1570年4月には「越前の朝倉攻め」を行います。ドラマの今の14年ぐらい後です。

でお市の旦那の浅井長政の裏切りにあって、挟み撃ち、大変な危機を迎えます。

でこれがドラマの上でどうなるか。放送は一年ぐらい後でしょうから、妄想してみます。

①信長に何の成長もない場合

信長「なんで長政が裏切るのじゃ、お市の婿ぞ。酒だって酌み交わしたのだ」オロオロ。
光秀「今はそんなことを言っている場合ではありません。お逃げください」
信長「どこに逃げるのじゃ」オロオロ
光秀「まずは朽木谷、松永久秀様が段取りをつけています」

②多少成長したが、まだ帰蝶が実権を持っている場合

信長「長政が裏切った。帰蝶と光秀が言っていた通りだ。あるいは裏に公方がいるやも知れぬ」
光秀「すでにこうなった時の手は帰蝶様が打っております。伊呂波大夫の手の者が朽木谷まで警護します」
信長「では逃げる」
光秀「朽木谷からは松永久秀様が警護します。さ早く、私がしんがりを務めますゆえ」

まあ①も②もそんなに変わりはないですね。信長のセリフが少しシャッキとしている程度です。

③信長が信長段階まで成長している場合

信長「長政が裏切ったか。帰蝶と光秀が申していた通りだな」
柴田勝家「構うことはありません。まずは浅井を討ち、それから一乗谷の朝倉をなぎ倒せばいいだけのこと」
信長「この戦いやめたわ。逃げる」
勝家「なんと、我々は勝っているのですぞ」
信長「目先の勝利におぼれるのは小人の行いぞ。逃げる。十兵衛、どう逃げる」
光秀「朽木谷まで逃げれば松永久秀様の兵がおりまする。しんがりは、この光秀が」
信長「しかし十兵衛だけでは支えきれまい」
藤吉郎「殿、この藤吉郎も残りまするぞ」
光秀「木下殿」
藤吉郎「どうせ殿に拾ってもらった命です。それに十兵衛殿、わしゃ、お駒ちゃんから十兵衛殿を支えるよう言われておるのだ。アハハハ」
信長「許す、十兵衛、藤吉、死んではいかんぞ。最後は逃げろ。そして生きるのだ」


まあプロの作家がこんなベタな感じには書かないでしょうが、どんなパターンもありうるし、きっと全て当たらない。麒麟がくる、は予想できないのです。

私はこの信長の逃げ方が大好きなんですね。カッコいいと思うのです。ちょっと変かも知れません。逃げ方としてカッコいいのは「金ケ崎の信長」と「大坂城の徳川慶喜」。私はそう思っています。

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