歴史とドラマをめぐる冒険

大河ドラマ・歴史小説・歴史の本などを中心に、色々書きます。
ただの歴史ファンです。

「鎌倉殿の13人」・6月から12月までの人々の運命・後半のネタばれ

2022-06-11 | 鎌倉殿の13人
このブログは一応ツイッターと連動しているというか、たまにツイッターにアドレスを載せることがあります。ツイッターでは「今後のこと」について滅多なことは言えません。「ネタバレ」になるからです。もちろん、ネタバレさせても犯罪ではないのですが、「故意に人を不快にする必要はない」ので、私はネタバレに気をつけています。ということで、逆にこのブログではネタバレ一切気にしません。もっとも、本当のストーリーはまだ公開されていないようです。ですからここでは「史実のネタバレ」となります。この大河は「史実と極端に離れたことはしない」ので、史実を知っていれば、ストーリーの大筋は分かります。ネタバレですので、ご注意ください。
ということでまず、

いつまでのことが描かれるのか

物語は6月初旬で1192年です。頼朝が征夷大将軍になったところ。来週が「曽我兄弟の仇討ち」ですから1193年です。そしてこのドラマは1225年までは間違いなく描かれます。あと30年が後半の内容となります。

では、思いつくままに、人々の運命について

北条家関連
北条義時・・1224年まで生きます。
北条政子・・1225年まで生きます。

源頼朝・・あと6年で死にます。1199年。まさに世紀末になくなります。覚えやすい没年です。
大姫・・あと数年でかわいそうに亡くなります。ちなみに彼女の「妹」も後を追うようになくなります。
北条時政・・このあと源頼家の時代が来ます。その後源実朝の時代が来ます。そこまでは調子いいのですが、実朝時代に畠山重忠をだまし討ちします。まあ「りく」の策謀とされるのか。そう単純ではないのか。牧氏事件です。それで失脚しますが、殺されはしません。伊豆に引退です。
北条りく・・牧氏事件で失脚します。が、京都に戻って贅沢しながら楽しく暮らします。
北条実衣・・夫の全成は頼家時代に殺されてしまいます。彼女自身は長生きするはずです。
全成・・頼家時代にたぶん八田、市原隼人さんによって殺されます。命じたのは頼家です。
北条金剛・・北条泰時になります。名執権となります。
北条時房(義時弟)・・結構長生きします。泰時のよき相談役となります。
義時の二番目の妻・・おじさんの比企が時政に殺され、義時とは離縁しますが、殺されはしません。
義時の三番目の妻・・義時が亡くなった時、息子を執権にしようとして流されます。

源頼家・・鎌倉殿になりますが、数年で死亡します。
源実朝・・鎌倉殿になりますが、頼家の子供に殺されます。公暁という子供です。

北条の親戚
畠山重忠・・上記のように実朝時代に殺されます。
稲毛重成・・畠山事件の冤罪をかけられて、かわいそうな死に方をします。ほとんど死ぬために登場した人物です。

目立っている御家人
三浦義村・・平六です。長寿を全うします。が、三浦家自体は北条泰時の孫の代で滅びます。
仁田忠常・・頼家時代に、御家人の抗争に巻き込まれて亡くなります。
安達盛長とその子・・長生きします。金剛に殴られた子は色々事件に巻き込まれます。三浦を滅ぼす合戦を起こすのもこの子です。安達家は鎌倉御家人ナンバー2として権勢を誇ります。
大江広元・・長生きします。執権泰時誕生に力を尽くして亡くなります。
三好康信・・承久の乱時点、1221年では生きており、主戦論を主張します。
和田義盛・・実朝時代に和田合戦で死亡します。
比企能員とその妻・・頼家時代は羽振りも良かったのですが、頼家が危篤となり、その間、北条によってだまし討ちにあって殺されます。

その他
後鳥羽上皇・・承久の乱に負け、遠流です。その後20年ぐらい島で生きます。