歴史とドラマをめぐる冒険

大河ドラマ・歴史小説・歴史の本などを中心に、色々書きます。
研究者ではなくただの歴史ファンです。

大河ドラマ「麒麟がくる」・第四回「尾張潜入指令」以降の流れを考える あらすじ予想

2020-02-06 | 麒麟がくる
何かの資料に基づいて予想するわけではありません。当然ネタバレがあります。

まず「尾張潜入指令」ですが「今川との戦いで瀕死の重傷を負った織田信秀のもとに、利政(道三)がマチャアキさん(東庵)を送るようです。その際、駒が人質にとられるようです。駒と道三が対面する?すると大きな手の武士は道三じゃないのかな。で目付として光秀と菊丸が東庵に付き添います。情報は聞き出すものの、予告編をみる限り、光秀は襲われ、誰かに助けられるようです。誰が助けるのだろう。菊丸の手の者だろうか。なお、光秀は尾張で幼い徳川家康と出会います」

四回でもう家康と光秀が会うのは意味深です。だって誰が考えても「史実的には」麒麟は家康とその仲間が呼ぶからです。平和は家康、仁政は保科正之あたり。光秀と家康が深く交流すれば、光秀も「その仲間」となることが可能です。ただ私の個人的意見では「麒麟は光秀が呼ぶ」となると思います。光秀の善政イズムが秀吉、家康に継承されるという設定でしょう。たとえ死んだとしても。なお、正親町天皇(王)が麒麟を呼ぶという設定をとるとしたら、それはちょっとやり過ぎで「ついていけない」と個人的には思います。

で、こっからがこれ以降の多少長いスパンの流れの予想

美濃編は意外と長く続くようです。夏ごろに桶狭間?でもこれは「確かな情報」ではありません。「麒麟がくる」は池端俊策等の執筆陣のオリジナル作品とされていますが、原案はもちろん「国盗り物語」です。そうすると「道三編」は長いということになります。国盗り物語では半分が「道三編」でした。道三編とは「麒麟がくる」の「美濃編」です。

第四回ですら「信長はまだ登場しない」と思われます。すると「美濃編」はやはり長いのかも。「早く信長見せろよ」「桶狭間見せろよ」ということになるかも知れません。

その前に「帰蝶と信長の結婚生活」「信長と道三の対面」が描かれるのでしょう。定番だと嫁にいく帰蝶に道三が小刀を渡す。「いざとなれば信長を刺せ」、帰蝶は応じます「この刀は父上様を刺す刃になるかもしれません」、道三は泣きながら笑い「それでこそわが娘じゃ」、、、でも今回の道三はそんなに甘くはないかも?

帰蝶と信長の関係は完全にオリジナルとなるでしょう。ただし「信長協奏曲を意識した感じ」になるかも知れません。根拠ありません。

さて光秀ですが、帰蝶と信長の生活に関与するでしょうね。しばらく尾張に逗留とか。また「道三と信長の対面」でも、間を取り持つとか、大活躍をするでしょう。予想ですよ。

この「対面」は「ご存じの名シーン」ですから割愛はされないでしょうが、独自の解釈のものとなるでしょうね。

最後に斎藤高政(義龍)のこと

史実では、この後、道三と戦って父を殺します。戦国時代といえど父殺しはそんなに多くはない。義龍は結構苦しんだようです。外聞もありますしね。斎藤から姓を一色に変えたりしています。

ですが、結構うまく美濃をまとめるのです。信長の侵攻も退けます。しかし短命で急死します。あとは龍興が継ぎます。

定番だと(たぶん史実としても)この過程で明智家は道三と共に滅びます。が、第三回で光秀は高政の誘いに「しかと承った」と答えているわけです。

物語の定番だと光秀は越前に流れるのですが、この越前での光秀は「絵にならない」のですね。しかも「確実に越前に流れた」という証拠もない。ないことないけど、信頼性は足りない。

さらにそもそも、光秀が美濃の明智家だったという確実な資料もないし、当然、光秀が道三側について戦ったなんていう確実な資料もあるわけないのです。義龍と戦ったら、敵前逃亡でもしない限り、光秀は死んでしまいますからね。国盗り物語総集編でも、戦場に光秀はいません(どこにいたことになっていたのか)。つまり義龍と光秀は「時代考証的には」戦う必要が全くないのです。

「じゃあしばらくは美濃にとどめて、高政とともに美濃を治めてもいいんじゃないか。龍興の代になってから越前に行ってもいいんじゃないか」となるかもしれません。

やり方は簡単です。最期を悟った道三が、光秀に「将軍のもとに行って調停を頼んでくれ」とかいう口実をつけて、強制的に光秀を逃がす。光秀が帰ってくると、もう道三は死んでいて、明智家は滅び、母は存命していて、義龍は父殺しで苦悩している。それを「ほっておけない」クラスメイトの光秀は義龍を補佐することにする。

時代考証の小和田さんがそれを許すかだけど、許さない理由は特にないと思います。「絶対にすぐに越前に行った」なんて史料はないからです。

つまりとりあえず光秀は高政と共に「美濃を麒麟がくる国」にしようとし、尾張の侵攻も抑えて、ある程度そのことに成功するのではないか。そして義龍が死んで、美濃編が終わるのではないか。

私はそう予想します。あたる確率は30パーセントぐらいでしょう。以上です。
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大河ドラマ「麒麟がくる」・ここから数回の見どころを考える。

2020-01-30 | 麒麟がくる
随想風の「テキトーな書き方」をします。勘弁してください。

1、こっから「美濃編」で何を描くのだろう。

まーまだ道三の国盗りは完成してないのだよね。

土岐頼芸は守護の座を頼純に明け渡した。さらに天文17年(1548年)、信秀と道三が和睦したことによって後盾を失い、天文21年(1552年)頃、再び道三に追放され、妹の嫁ぎ先である近江国の六角氏、続いて実弟の治頼がいる常陸国に寄寓した。

とウィキペディアにある。裏付けあるのかな?すると1552年まで道三は守護ではない?で、1556年には死んでしまう。

土岐頼芸をこっからどう扱うのかな。

2、光秀と信長の出会い

3話で出会うみたいだ。光秀を19歳として信長は14歳ぐらい。やがて「盟友になる」そうだが、盟友って具体的にどういうことだろ?

3、斎藤道三に何を学ぶのだろう。

「道三の教え」が光秀に伝わるらしい。そういう設定だと書いてある。何を教わるのだろう。ワルの王道か。「悪はいかにすれば悪でなくなるのか」ということだろうか。単純に戦の駆け引き、経済の大切さか。

4、道三と織田信長の会見は

正徳寺の会見、信長はいつものように「うつけ」として登場し、「正装に着替える」のか。信長公記にあるから、採用はされるだろうな。

「わが家臣はいつかあのうつけの家臣となる」というようなことをモッくんが言うのだろうか。

5、それより信秀の葬式で、信長は抹香を投げるのか。たぶん葬式に光秀は参加するだろうし。平手のじいの付き添いで。

これも信長公記に明記されている。私としては投げてほしい。最近そのシーンを見ていない。でも信長公記を全て採用するわけではないだろうから、どうなるかな。

とにかく「これは描かないのか」という点も含めて、見どころばかりだ。


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クリミナルマインド国際捜査班 #4「死神のささやき」の中の「日本」に驚く。

2019-09-27 | 海外ドラマ
クリミナルマインド国際捜査班#4「死神のささやき」は「日本が舞台」です。FBI捜査官が日本にやってきて拳銃で犯人のひたいを撃ち抜いたりします。もう「ありえないこと」の連続で、最初はつっこみを入れていたのですが「全て間違っている」ので突っ込みを入れる気も薄れてきます。

ここまで「全てがおかしい」と逆に「知っていてわざと嘘書いているのではないか」と思えるほどです。全部間違いというのも珍しい。

1、日本では自殺は名誉ということになっている。自殺は文化らしい。

ハラキリ、神風、日本では自殺は名誉だ、とのことです。実際切腹自殺遺体も登場します。

2、すべてが間違っているこの作品に小澤征悦という有名俳優が出ている。

出て損したパターンだと思います。台本読んだ時点で「いくらなんでもひどすぎる」とは思ったはずです。でも出演した。これは役者として損をしていると思います。

3、FBI捜査官と警視庁警察官が名刺交換。ずっと沈黙。日本では沈黙は信頼のあかしことのこと。なんだそれ。

4、富士山青木ヶ原樹海の殺人事件を警視庁が管轄している。警視庁って「東京都警察」だぞ。しかも青木ヶ原には多量遺品が散乱。「姥捨てという文化」も紹介される。

5、日本には銃刀法があって市民は拳銃が持てない。これは正しい。しかし実際は持っている。何故なら「銃刀法施行以前」の戦前に作られた「南部鉄器の拳銃がある」から。

6、FBI捜査官は「日本では拳銃は持てない」という「くだり」があるのに、最後はみんな拳銃を持っていて「犯人のひたいをアメリカの捜査員が撃ち抜く」。「ひたいを狙う警察官」など日本にはいない。捜査権がない、また臨時でも捜査権を持てるはずもないFBIが拳銃でひたいを撃ったら、間違いなく「ただの殺人」。FBI捜査官は逮捕される。

7、その前に犯人のアパートに踏み込んでいるのだが、全員、日本人も含めて土足で踏み込む。

8、変な築地が登場するが、築地に行ったことがないので、これは分からない。でも明らかに変。

9、どんな場所にもマスクをした日本人が一定の割合でいる。「マスクはどうもなじめない」というセリフもある。これは「ちょっと正しい」もかも知れない。アメリカ人はマスクすることがほぼないらしい。

見ていただければあと100ぐらい「おかしいところ」を指摘できると思います。「国際捜査班」で、しかも有名番組クリミナルマインドのスピンオフなのに「このひどすぎる脚本」。他の国のことも「このいい加減さ」で作っているのだと思います。いっきに他のエピソードを見る気が失せました。ちなみにこの作品、シーズン2で「打ち切り」です。当然の話でしょう。
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春夏秋冬・今日ですべてが変わる

2019-08-05 | 歌詞
泉谷しげる・春夏秋冬

季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人にあう

人のためによかれと思い 西から東へかけずりまわる やっとみつけたやさしさは いとも たやすく しなびた

春をながめる余裕もなく 夏をのりきる力もなく 秋の枯葉に身をつつみ 冬に骨身をさらけ出す

今日ですべてが終わるさ 今日ですべてが変わる 今日ですべてがむくわれる 今日ですべてが始まるさ

季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人にあう

となりを横目でのぞき 自分の道をたしかめる また ひとつずるくなった 当分 てれ笑いがつづく

今日ですべてが終わるさ 今日ですべてが変わる 今日ですべてがむくわれる 今日ですべてが始まるさ

今日ですべてが終わるさ 今日ですべてが変わる 今日ですべてがむくわれる 今日ですべてが始まるさ



今日で全てが変わる、、、なんとなく今日はそんな気分です。
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大学の霊感青年・バイク

2019-08-04 | 不思議な話
大学の同級生に「自称霊感青年」がいました。

自称ですが、本人は本当に感じているのだそうです。250のバイクにいつも乗っていました。

大学2年の時に私も90の原付を購入しました。

その霊感青年と走っていたのですが、むろんスピードは比べ物になりません。しかし90ですから、スクーターでもそれなりのスピードは出ます。

いつもは彼が先を走るのですが、その日は突然スピードを落としました。

しばらく先行して、彼を待っているとやってきます。

「どうした、故障か」と聞きました。

「見えない?」と彼が聞きます。

彼の話では後ろに女性の霊が座っているそうです。そのせいでスピードが落ちたそうです。

今も座っているとのこと。もちろん全然見えません。

今はどうしているのか。音信不通ですが、相変わらずなのか。

彼といると、こんな話も「日常的な事」に思えていたような気がします。

そう言えば彼は、首吊りの自殺者が出た「木の下で寝袋で眠る」なんてこともしてました。一体何の為に?
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ボイス110緊急指令室・ソニンが虐待母・ぼかしが入る韓国の原作

2019-08-03 | ボイス 110緊急指令室
ボイス110緊急指令室の韓国版原作について書きます。「ネタバレ」を一切気にしないで書くので、ご注意ください。

韓国版の原作・興味深いところ

・遺体が残虐過ぎて、配信でも「ぼかし」が入る。それ以外でもホラーっぽい演出が多い。ソニンが虐待母をやるようだが、原作の虐待母は存在がホラーと思えるほど怖い。

・韓国はまだまだインフラが貧しいのか、町の風景が汚い。あるいはわざとそういう場所で撮影しているのかも知れない。

・主役は二人とも、韓国の方がかっこいい。チャンヒョクは鍛え抜かれた体をしている。女性のイハナは173センチスリム体形の美人である。色白のお姉ちゃんとか犯人に言われている。35ぐらいだろうが、おばちゃん感が全くない。

・日本でやるなら男性刑事はオダギリジョーあたりが良かった。もっとも唐沢さんも適役である。女性は背が高くスリムで小顔な美人。30代。誰がいるだろうか?35歳頃の松嶋菜々子?背は低いけど石原さとみ。北川景子かな。あっ、戸田恵梨香が一番いいかも知れない。日本には背が高くてかわいい系の女優さんがいない。

・やたらと「精神病」のせいにする。これは日本では無理であろう。精神病患者への人権意識は日本の昭和の段階ぐらいであろうか。

・最後真犯人は精神病者たちに殺されるが、これも日本では違った設定になるだろう。

・犯人は韓国ドラマの定番である「金持ち」である。しかし「市の有力者」程度で、たいした金持ちとは思えない。それでも警察まで牛耳っている。「金の力が何より強い」、そりゃ日本でもそうだが、ちょっと度を超えている。

・日本が「逃亡先」として指定されることが多い。日本の警察を何と見ているのだろう。たぶん韓国より厳しいぞ。

・一話完結でなく、事件の解決を「次の回の冒頭まで引っ張る」のはどうやら韓国方式らしい。

・第二回かな、「水槽の音」で真木よう子さんは犯人の居場所を探索した。原作では理髪店のぐるぐる回るサインポールである。日本ではなかなか見なくなった。

・真犯人はサイコパスの「怪物」とされるが、正体がばれてからは意外と「あっけなく」捕まる。

・5か国語を操る警察官の女性。日本では石塚さん。「少年のようで不満顔」だ。原作はずっとフェミニンである。

・聖書の引用がでてくる。西洋的な「原罪」を扱っているのかも知れない。

・原作は猟奇殺人、虐待・臓器売買、気持ちの悪い設定のオンパレードである。救いは「正義が勝つ」ことだけ。

・原作では女性主人公は「無音響の部屋」に住んでいる。

・ネーミングがださい。例えば主人公たちのチームの名は「ゴールデンタイムチーム」である。クラブ「フィーバー」なんてのも登場する。

・日本でリメイクされる理由。韓国で大ヒットしたから、ある程度安定して視聴率が期待できるのだろう。それと日本人がなかなか描けない肉親がからむ「情念の世界」が表現できている。

・実際原作は「おもしろい」のである。ある事件が終わると「食い気味に」次の事件が起きる。飽きているヒマがない。

・男性刑事が反発を感じながらも、捜査に加わる理由。「被害者が助けてくれと言っているんだ」、よいセリフだ。韓国版も同じである。
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ボイス 110緊急指令室・最終話までネタバレ・韓国版を全て見た。

2019-08-01 | ボイス 110緊急指令室


ネタバレ注意

「ボイス110緊急指令室」は韓国版のリメイクです。しかもリメイクするに当たって、極端な変更はしていません。従って韓国版を見れば、日本版のラストまで「ほぼ予想がつく」ということになります。以下ネタバレを無視して韓国版のことを書きます。読んでしまうと、日本版のラストもほぼ分かってしまうので注意してください。

写真左が主人公の二人です。唐沢さんにあたるチャンヒョク、真木よう子さんにあたるイ・ハナ。残念ながらどっちも韓国版の方が魅力的です。年齢が違うのです。唐沢さんは現在56歳、チャンヒョクは42歳です。しかもチャンヒョクさんは「剣術もの」で鍛えたアクション向きの体があります。アクションシーンの体のキレは抜群です。

真木さんとイハナはほぼ同じ年齢で36歳ぐらい。でもイハナの方が圧倒的に若く見えます。さらにイハナさんの方が、個人的には美人だと思います。さらに彼女身長がとんでもなく高いのです。173センチ。そして細い。真木さんは声が野太くて、なんだかちょっと原作(韓国版)のイハナが持つ「はかなげな感じ」が再現できていないかも。かも、です。頑張っているとは思います。

チャンヒョクはちょっと井戸田潤似ですが、実に男性的魅力に溢れた演技をします。「根の深い木」を見て、男性の私すら好きになりました。

写真右、上の一番右が増田くんに当たるペク・ソンヒョン。インス大妃では皇太子役をやってました。

写真右、下左が田村健太郎にあたるイェソン。韓国のアイドルグループ・スーパージュニアの1人のようです。右下真ん中が石橋菜津美にあたるソン・ウンソ。そして右下右が伊勢谷さんにあたるキム・ジェウク。役名はモテグ。真犯人です。伊勢谷さんは日本ではまだ顔が出てませんが、みんなもう分かっています。

伊勢谷さんはまだ顔が出てないので判断つきませんが、いずれも韓国の俳優の方が魅力的です。主要人物で日本がやや勝っているのは木村さんぐらいでしょうか。それも見方によります。

さて韓国ドラマの原則

・犯人は権力者である。そして権力者とは「金持ち」である。

超格差社会「韓国ならでは」なのか。日本が特殊なのか。「財閥」は何をやっても許されるという前提が存在します。犯人のモテグはたかが「市一番の運送会社の会長の息子」なんですが、それでも「金の力で、親父とモテグが犯行を隠蔽してきた」ことになっています。

日本版はどうするのでしょう。伊勢谷さんが「ソフトバンク会長の息子」でも「野村證券会長の息子」でも、「殺人を隠蔽する」とか「警察に簡単に圧力をかける」なんてできません。金持ちだから殺人という犯罪から逃げられるなんて日本ではありえないはずです。今の日本の総理は汚職系の民事は逃げ切っていますが、さすがに刑事罰は無理でしょう。まして殺人となると現総理でも無理。隠蔽できない。さて、伊勢谷さんはどういう「出身」とされるのか。「大金持ちでかつ与党上層部の息子」という感じになるのか。もっとも韓国版だって、結局は逃げられないのですが。ちなみに韓国版、何かというと悪人が「日本に逃亡しよう」とします。おいおい、日本の方がきっと厳しいぞとは思います。

さてこの真犯人。モテグはサイコパスです。子供の頃のトラウマで「怪物になった」とされます。彼にとって殺人は「狩り」です。ホームレスを雇っては「運動代わりに殺す」なんてことをやっています。彼には「専用の殺し部屋」とか「殺し別荘」とかがあります。

主人公刑事と音の特殊能力を持つ女性警視(日本版では)がそれを追い詰めていきます。真木よう子さん、なんと警視なんです。

主人公妻は「ホームレスの援助」をしており、消えたホームレスを探すうちに「真犯人」にいきつきます。だから殺されるわけです。臓器売買とか、いろいろと嫌な背景も描かれます。

ざっというと唐沢さんと真木さんは「いろいろな妨害」特に「警察内部、検事とかの妨害」を乗り越えて、真犯人の伊勢谷さんに行きつきます。

で、犯人は「殺人ゲームをして遊ぼう」ということになりますが、刑事と女性警視はそのゲームにも勝利し、犯人をつかまえます。殺しはしませんが、手足とかバンバン拳銃で撃ちます。韓国版だと犯人は精神病院に送られ、そこの医者と患者に殺されます。なんで医者が殺すのかよく分かりません。犯人の親父の会長は自殺します。

あとこれも相当なネタバレですが、刑事の子分、兄貴と呼ぶ増田くん。彼は真犯人のスパイです。自分と兄貴を守るためにスパイになる。犯人に殴られ、半ば植物状態となります。
さらに強行班の木村さん。彼は弱みを握られ脅されています。でもシーズン後半はそれを乗り越えて、主人公刑事とともに犯人を追い詰めていきます。

犯人のモテグは意外と魅力的です。サイコものは犯人が「カジウラぐらい」魅力的でないと面白くない。その点合格です。「殺人賛美」はしてません。「ドラマの話」です。

韓国版の方が俳優は素敵ですが、吹き替えがないので、目が疲れました。アマゾンプライムで配信しています。日本が勝っているのは「街の風景が綺麗」であること。韓国は全体に汚い。経済成長はとげましたが、まだまだインフラは貧しいのだなと感じます。まえにウクライナのドラマ「スニッファー」を見て、ウクライナの貧しさにひっくり返りそうになりました。そこまで貧しくはないですが、全体に建物とかが汚い。これから発展するでしょう。

イハナは美しいし、凛としているし、背がすらりと高い。いい女優さんだと思います。韓国では男性主人公は変わって、シーズン2と3が作られているようです。
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白峰旬氏「新関ケ原合戦論」・石田毛利連合政権論

2019-07-03 | 関ケ原の戦い
まとめると

・石田毛利公儀つまり連合政権というものがあった。
・内府ちがいの条条で家康は正統性を失った
・家康は追いつめれていた
・直江状はその原型を考えるなら家康への挑戦状ではなく、裁定を求めた普通の文章
・家康から正統性を奪い、公儀としての正統性を持った石田毛利連合政権に西国等の大名は参加した
・三成は戦略を十分に立てていた。その戦略において関ケ原は当初、戦場として想定されていなかった
・家康軍は九万程度・石田軍は五万程度だった。三成は小早川の裏切りを最初から疑っていた
・関ケ原を考える場合「私戦の復活」という視点が重要


となると思います。ご本人がまず「まとめ」を書いているので読みやすい。

私は「通説がひっくり返った」とか言って興奮するタイプではないので、冷静に読めたと思います。

で、思うことは「色々疑問がある」ということです。これは否定ではありません。比較的薄い書物なので疑問が残るのです。

私が注目したのは「毛利輝元」がそれだけの存在、公儀というべき存在だったなら、「なぜ毛利秀元(輝元代理)は関ケ原において動かなかったのか。一門の吉川、小早川はどうしていきなり家康側に回っているのか」「それだけの力を持っていた輝元に、大阪の陣までの間、目立った動きがないのは何故か」ということです。

特に「吉川の内応、小早川の裏切り、毛利秀元動かず」は「毛利政権を想定するなら」、いかにもおかしい動きです。

で、特に「毛利秀元」について注目して読んだのですが「家康迎撃軍ではなかった」「安国寺なども戦意が薄かった」としか読み取れないのです。読みが浅いのかも知れませんが、「一章立てて論じて欲しい」ものです。毛利政権なのに、その毛利一門が家康についたり、動かなかったり、説明がつかない。

白峰氏の戦陣図では、毛利秀元は家康の背後にいて、その間に障害となる大名は存在しません。ではなぜ動かない?

いろいろ疑問の多い新説でした。新著もあるようなので、確かめてみたいと思います。

なお高橋陽介・乃至政彦さんの「関ケ原なかった」論ではここはどうなっているのか。なぜ「戦う前に毛利は降伏した」なんて事態になっているのか。

いずれにせよ、毛利の動きを合理的に説明できなければ、新説なのか珍説なのかの判断がつきにくいと思います。
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葵徳川三代「三成最期」・いい感じの戦後処理

2019-06-30 | 葵徳川三代
葵徳川三代「三成最期」

捕縛されてからの三成の描き方が「いい感じ」です。

徳川家康は三成に対して「礼を尽くす」わけです。色々文句を言われても「お聞きしよう」という態度。

聖人君子の家康は「描いてこなかった」わけですが、ここは「度量の広い家康」を描きました。

三成が縛られて座っている。そこへ福島正則がやってきて「悪態をつく」。ここまでは「いつも通り」です。その後、家康は捕縛を解き、三成の言い分も十分に聞きます。

最後の処刑前

三成は「柿はタンの毒」だと言います。これもいつも通り。そっからが違います。周りが笑い、それにつられて三成も「明日死ぬのに」といって笑う。

これも新鮮でした。
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