いいことみ~つけた

小さな喜びみつけて、"幸せ!"って感じられたらいいな!

豊後岩戸神楽 4 (大蛇退治)

2012-04-29 00:37:32 | 日記

八岐大蛇(やまたのおろち)の 神話によると

 

暴れ者で手に負えない “スサノオノミコト” は高天原を追い出され 出雲の国に降り立ちました

ふと川を見ると川上から箸が流れてきました

川上に誰かいるのだろうかと 川を上っていくと 老夫婦と若い娘が嘆き悲しんでいました

何事かと尋ねてみると 毎年八岐大蛇が現れて若い娘を食べ 八人もいた娘たちが 毎年一人づつ食われ 

ついに 最後の娘の番になったといって嘆いていたのです

 

 

スサノウノミコトは 娘(クシナダヒメ)を妻とすることを条件に

 八岐大蛇退治を約束しました

 

 

老夫婦に 強い酒を用意させ 物陰に隠れて待っていると 

 

 

しばらくすると ヤマタノオロチがやってきました

その姿は 八つの谷 八つの峰に渡るほど大きく 八つの頭と八本の尾を持ち

目はほおずきのように赤く 背中には苔や木が生え 腹は真っ赤な血が滴る

それはそれは 恐ろしい怪物でした

 

 

大蛇は 酒樽に首を突っ込み酒を飲みほし 

やがて酔い伏し 眠ってしまいました

 

 

それを見た スサノウノミコトは 大蛇に切りかかり 

大格闘の末 見事大蛇を退治しました

クシナダヒメを娶り 

幸せに暮らしたということは 言うまでもないこと

めでたし めでたし

 

 

迫真に迫る神楽に 観客はくぎつけになった

この演目の後に もう一番あったのだが

 これを最後に山を降り 宿に向かった